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宇宙

ハビタブルゾーンにある系外惑星発見!第2の地球は多い?

投稿日:2017年2月25日 更新日:

先日NASAが発表した新情報が世界の宇宙ファンを驚かせました。

なんと地球から約39光年の距離にある恒星系で地球と環境が似た惑星を7つも発見したというのです。





大きさだけでなく一部の星にはも存在するそうです。

39光年というのは光が届くまで39年かかる距離ですが、宇宙全体の中で考えると実はそこまで大きな距離ではないです。

極端な話太陽系のすぐ近所だと考えてもらって構いません。

もし将来的に光速かそれに限りなく近いスピードで航行できる宇宙船が開発されればもしかしたら、行くことができるかもしれない距離です。

 
また今回発見された惑星はトラピスト1という恒星が形成する惑星系にありますが、トラピスト1とはそもそもどんな恒星なんでしょうか?

そして生命の存在の可能性なども指摘されているそうですが、その根拠となっているのがハビタブルゾーンに属するということです!

トラピスト1、系外惑星の存在、さらにハビタブルゾーンについて詳しく解説していきます!
 

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発見された惑星の恒星系について解説

今回発見された7つの惑星は、「トラピスト1(TRAPPIST-1)」という恒星系に属しています。

 
トラピスト1とは地球からみずがめ座の方向に39光年離れた位置にある恒星だそうで、太陽と比較しても若い恒星で大きさもかなり小さいそうです。

※”セラピスト1″ではありませんよ、間違えないように(笑)

因みにWikipediaに載っていましたが、正式名称は「2MASS J23062928-0502285」と言うそうです、もはやロボットですねwww

 
トラピスト1についてもう少し詳しく解説すると、恒星の中でも比較的小さいグループの赤色矮星に属するそうです。

赤色矮星というのは主に以下のような特徴を持ちます。

  • 直径が小さい
  • 表面温度が低い
  • 恒星の中では比較的暗い、故に観測しにくい
  • 寿命が長い(長いもので数兆年と言われている)
  • フレア活動が活発な恒星が多い

今回話題になっている恒星トラピスト1は、大きさが太陽の0.117倍、表面度が2600Kで太陽の半分以下と超低温矮星という表現もされています。

 
そしてこのトラピスト1の周りを公転している惑星が今回7つ発見されましたが、全て地球型惑星と推定されています。

7つ以上も惑星を持っている恒星は非常に珍しく、これまでにNASAが確認した恒星では、HD10180、ケプラー90、グリーゼ892の3つしかないそうです。

太陽系外惑星とは?

太陽系外惑星、または系外惑星とはその名の通り太陽系の外にある惑星のことを意味します。

その存在自体については古くから指摘されていましたが、存在自体が正式に確認されたのはごく最近のことで、2018年11月の時点では約3900個の太陽系外惑星が確認されています。


最も多くの太陽系外惑星を発見しているのはNASAのケプラー宇宙望遠鏡であり、その数は2000個以上に上ります。

ここ近年は観測技術の向上もあってそれまでは小さすぎて発見できなかった小さな惑星も徐々に見つかるようになりました、中には月の2倍程度の質量しかない惑星もあるみたいですよ。


またこれまで発見したデータを基に算出すると、この銀河系には2000億個の恒星があるとされていますが、その内の5分の1ではハビタブルゾーン内に地球に似た惑星が少なからず存在するとされています。

トラピスト1がまさにその恒星に属すると言っても過言ではないですが、改めてここで登場したハビタブルゾーンとは何なのか?次章で詳しく解説していきます!
 

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ハビタブルゾーンとは何か?

NASAは今回の発表で7つの惑星を発見しましたが、さらに驚くべきことは、この7つの惑星の中で3つは生命の存在が可能なハビタブルゾーンに属しているそうです。

トラピスト1のハビタブルゾーン

ハビタブルゾーンって何?

という方に説明しますと、わかりやすく言えば

宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境が備わると考えられる領域」のことです。

ハビタブルゾーンは別名「ゴルディロックスゾーン」とも呼ばれており、惑星系だけでなく銀河系にもハビタブルゾーンがあるとされています。

 
太陽系でも内側から順に、

水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星という8つの惑星が公転しています。学校の授業でも習いますね。

同じ恒星系なので当然ですが、この内ハビタブルゾーンに属するのは、太陽系ではなんと地球だけなんです!

地球に近い位置を公転している金星と火星はハビタブルゾーンからズレているので、同じ地球型惑星なのですが、生命の居住に適さなかったということです。

より具体的に言えば、

  • 金星は太陽からの距離が近すぎて暑くなりすぎた
  • 火星は太陽からの距離が遠すぎて寒くなりすぎた

ということになります。ただ火星にはその昔海が存在していた可能性が高くなって、生命も存在していた可能性も徐々に高くなってきました。

 
Wikipediaではこのハビタブルゾーンが恒星からどのくらいの距離かを求める方法や細かい数式が記されていますが、難しいので省略します。

 
わかりやすく言えば恒星の光度に比例して、ハビタブルゾーンの距離は変わります。

基準となるのは太陽の光度ですが、仮に太陽系のハビタブルゾーンの距離を1とすると、太陽よりも光度が低い恒星のハビタブルゾーンは1より小さくなり、光度が強いと1より大きくなります。

太陽系のハビタブルゾーン

さらに恒星は進化することで明るさと温度、サイズが大きくなります。

このため時が経つにつれハビタブルゾーンは恒星から徐々に離れていきます、これは太陽系も例外ではありません。
 

生命存在、将来の移住の可能性も?

今回NASAが新たに発見した惑星は7つですが、その内6つは地球と同じ岩石で構成されていて、大きさもかなり近いそうです。

 
またトラピスト1という恒星が赤色矮星の中でも比較的温度が低いということもあるので恒星にかなり近い距離であっても適度な温度環境が備わっているようです。

英科学誌ネイチャーは早くも今回の7つの惑星を「地球の7つの妹」と名付けました。そのくらい今回の発見にかかる期待は大きいものです。

 
これまでにもNASAは遥か遠い恒星系で地球と環境が似たような惑星を多く発見してきましたが、いずれも地球からの距離が離れすぎていて、仮に生命が存在していたとしても移動することは絶望的でした。

 
しかし今回発見された惑星は39光年先という距離にあります。

これでも光の速さで39年かかる程の距離ですが、現実的に考えれば、今後の技術革新次第ではギリギリ辿り着けるかもしれない距離です。
ワープ航法は不可能じゃない? NASAが研究しているモデルとは?

 
仮に宇宙船の開発は無理でも観測技術や精度の向上はそれよりは容易だと思います。

宇宙ファンのロマンが駆り立てられますが、地球外生命体の探査に関しては喫緊の課題というわけでもないので予算編成に関しても政府は軽視しがちです。
宇宙人が存在しない理由とは?とある科学者の方程式で大考察!

そういった問題をテーマにした映画が、実は20年も前にハリウッド女優のジョディ・フォスターが主演で映画化されていました、興味のある方はどうぞ♪


 

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こちらの記事もどうぞ!

火星の有人探査の技術・コスト面の課題とは? 航行距離が大きすぎ!

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