センター試験まで残り僅かになってくるとが受験生にかかるプレッシャーも大きくなってきます。
特に年末年始は遊びたくても遊べず、ストレスも溜まって体調管理も気をつけないといけません。
そんな受験生には勉強する時間が1分でも多く欲しいところですが、ここでもう一つ気に掛けないといけないことがあります。
それはセンター試験会場の下見です。
センター試験は大学のキャンパス内で行われることが多いですが、その試験会場についてどれだけ詳しく知っているでしょうか?
そもそも大学なんか一度も訪れたことがないという高校生も多いと思います。
- センター試験の会場の下見なんかどうでもいい!
- とにかく勉強時間が惜しい!
こんな考えになっていませんか?
だけどそうだとしたら大きな間違いです!
かくいう僕自身もその昔センター試験を受けた一人ですが、やはり下見はしっかり行っていました。
今回は自分自身の体験談も含めて、センター試験の下見の必要性と注意点を紹介します!
センター試験会場の下見は必要!
センター試験を受ける生徒にとって、どこで試験を受けるか?
その場所については事前にしっかりと把握しておく必要はあります。
もちろん受験票に「○○大学△△キャンパス××講義棟」と書かれている上に、住所もしっかり記載されているでしょう。
しかし一度でもその場所に行ったことがある生徒は、まずいないでしょう。
小学校や中学校の時のオリエンテーションや総合学習、社会科見学で偶然同じ大学を訪れたことがある生徒もいると思いますが、プライベートではまず訪れません。
一度も行ったことがない大学のキャンパスまで、果たして当日時間内に行ける自信がありますか?
堂々と「できる!」と答えられる人は、どうぞ下見もせず勉強を続けてください!
しかし少しでも不安があるなら、遠慮せずに下見をしてください。不安がある状態で勉強を続けても、ストレスが溜まって集中できませんから。
基本的に「受験会場を間違えてしまったら」大学側が何らかの寛大な対応をしてくれる可能性は、極めて低いです。
間違っても追試の対象にはならないということだけは念頭に入れましょう!
では次からは具体的にどういったことに注意して下見をするべきか解説していきます。
試験会場までの道筋は絶対把握する!
下見をせずに試験本番を迎えてしまったら、おそらく当日道に迷う可能性が高いでしょう。
- 「行ったことはないけど何となく場所はわかるから大丈夫。」
- 「あの駅で降りればいいんでしょ?」
という軽い気持ちでいる生徒が多いみたいですが、実際行ってみたらそのキャンパスまで10分近く歩く必要があるのが多いです。
例えば降りる駅は正解でも、その駅からそのキャンパスまでの具体的な道筋を、初見で正確に踏破できる自信がありますか?
もちろん当日は大勢の受験生がぞろぞろと歩いているので、「その集団の後を辿れば必然的に受験会場に辿り着けるだろう。」と安直な発想で素直についていく生徒もいますが、これはやめた方がいいです。
なぜなら前を歩いている集団が、必ずしも正解の道を辿っているとは限らないからです。(笑)
もしかしたら前を歩いている集団も、その前の集団の後を追っているだけに過ぎないかもしれません。
すると一番前を歩いていた集団が道を間違えた時、その集団に着いていった生徒達も全員道を間違える悲劇となります(;-_-)
こういった現象が起きないとは限らないのが、試験当日の怖さです。必ず下見を最低でも1回は行い、キャンパスまでの道筋を正確に記憶しておきましょう。
道中にある建物(コンビニやホテル、スーパーなど)を目に焼き付けて記憶し、そこからどの方向に曲がれば辿り着けるのか?
そしてそこからどのくらいの距離にあるのかだけでも、正確に知っておけば安心できます。
バスに乗るのもアリ?
また徒歩ではなく駅から最寄りの大学までバスに乗って行く手もあります。
徒歩で10分程度ならいいのですが、30分以上かかる距離だと、おそらくバスの方が確実でしょう。
「バス代がもったいない!」などとケチる方が損なのでバスに乗った方がいいのですが、試験当日は大勢の生徒がバスに乗ると予想されます。
試験当日に限って臨時バスが出ている可能性もありますが、それでも1つの試験会場に何千人以上と集まるので、バスだけでは限界があります。
それにバスは交通渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
それで遅刻しても、再試験の可能性は低いです。
そういうことも考慮に入れると、やはりバスよりかは徒歩で行った方がいいかもしれません。ただバス停の位置は最低でも知っておいた方がいいですね。
自家用車での送迎はやめた方がいい?
- 「試験当日時間に間に合う自信がない!」
- 「バスは混んでて使いたくない!」
という生徒も多いと思います。
そういった生徒は親に車で送ってもらう手もあるでしょうが、正直これもオススメしません。
なぜならバス同様交通渋滞に巻き込まれる可能性もありますし、同じことを考える保護者が多くて、やはり交通量が増えます。
そもそも自家用車で遅刻した場合、一部の大学では絶対に追試の対象にしないと明言していることもあります。(例えば金沢大学など)
スマホに頼り過ぎないこと!
今ではスマホで道を検索できるのも容易にできますが、安易にスマホに頼るのもやめた方がいいです。
受験当日、下手したらギリギリの時間になる可能性もあります。
そうなるとスマホで道を検索する間に時間が過ぎてしまうので、遅刻する可能性が高くなります。
試験当日は寒くて天候不順!
下見を行っておく理由はもうひとつあります!
それはセンター試験が行われる日程が関係しているのですが、毎年1月中旬の土日に予定されていますね。
1月中旬と言えば一年の中で最も寒い時期です。
僕自身は九州出身なのですが、やはり本当に寒かった記憶があります。
マフラーと手袋、カイロは用意していった方がいいでしょう。
とにかく寒い上に、センター試験当日はなぜか天気が悪くなる確率が例年高いです。
下手したら雨や雪が降る可能性も高いのですが、そんな天候の中試験会場に向かうのはけっこうしんどいです。
しかし事前に下見をして、キャンパス周辺にどんな建物がどこにあるのかを把握しておくのはかなり役に立ちます。
例えばコンビニに行って肉まんやカイロを購入して暖をとることもできるますし、万が一雨が降った時にもビニール傘を買えます。
試験会場が暖かいとは限りませんので(;^^)
キャンパス内も見回るべき?
基本的に全国の国公立大学の内大半はセンター試験直前の時期に下見ができる期間を設け、キャンパス内まで見て回れるようになっています。
長崎大学・大分大学・熊本大学の3校は、下見の期間中なら教室前まで行けるようです。
また志望校がちょうど試験会場になっている際は、守衛などに話しかけて“見学”という名目で一通り見て回ることもできます。
ですので可能であれば、ぜひキャンパス内も下見をすることがベストです!
その理由は行ってみればわかりますが、とにかく大学のキャンパスというのはめちゃくちゃ広いです、いや冗談ではなく(笑)
高校や中学とは規模が違うのです。
また大学の中には講義棟がいくつも建っているのですが、正直どれも見た目が同じで区別がつきにくいです。(因みに僕の時は小さな実験棟みたいな建物でした。)
試験当日は受験番号ごとに、どの講義棟のどの教室かに割り当てられると思います。
さすがにどの教室の指定にされるかまでは、当日にならないとわからないと思いますが、最低限トイレの位置だけでも把握しておいた方がいいでしょう。
さらに可能であれば、キャンパス内部の地図を大学の事務から借りておくのも手です。
正門のところに案内図もありますので、その地図でどこにどんな名前の講義棟があるか?
これで大体の場所だけでも把握しておきましょう。もちろん地図をもらったら当日持参することをお忘れなく!
まとめ
今回はセンター試験会場の下見の必要性や注意点を解説してきました。
改めて言いますがセンター試験会場の下見は、絶対に道に迷わない自信がない限り必要です!
キャンパス内も下見が可能な大学なら、是非とも一通り見て回りましょう。
また人間というのは、初めて訪れる場所というのは少なからず緊張するものです。僕自身がまさにそうでした(;^^)
最低限一度は行ったことある場所だということにしておけば、当日の時も全く同じ手順で行けばいいだけです。
無駄な不安や緊張をなくして、少しでも本番の試験に集中できるように心掛けましょう!
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