突然ですが皆さんに問題を出します。

アルファベットの「z」を書いてみてください!





鳩弟子鳩弟子

そんなの簡単だよ。はい出来上がり!

鷲弟子鷲弟子

あれ?なんかその「z」おかしくない?

鶴弟子鶴弟子

真ん中に線を斜めに入れるのってアリなの?

アルファベットの「z」を手書きで書いてもらうと、上のように真ん中に線を入れてる人もいます。

普通にパソコンやスマホで「z」を入れても、真ん中に線なんか入りませんね。

一体どっちが正解なんでしょうか?今回はアルファベット「z」の書き方について詳しく紹介しますね。

フクロウ教授3

アニメ『ドラゴンボールZ』のタイトルロゴにも斜め線が入っていたね。だけどパソコンだとどうやって入力するのかな?

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アルファベット「z」の正しい書き方とは?

アルファベットの最後の文字に当たるのが「z」ですが、他のアルファベットに比べるとちょっと特殊です。

特に手書きだとイントロで紹介したように、真ん中に線を入れたり入れなかったりするんですね。

正しい書き方ですが、これについては数字の「2」を書くときとほぼ同じで、左上から右下に一筆書きで大丈夫です。

ただしこの書き方だと、数字の「2」と似ていて区別がつかないことも多々あります。

手書きが荒かったり、走り書きだと下の画像のように、どっちが「2」でどっちが「z」なのかが区別がつきません。

特に数字とアルファベットの両方を多用する数学の授業では、「2」と区別するために敢えて真ん中に斜め線を入れるスタイルもあります。

というより数学のテストの答案はまず間違いなく手書きの筈なので、数学の教師が「『z』には斜線を入れろ!」と注意喚起するかもしれません。

鳩弟子鳩弟子

確かにこれなら「2」と区別つきやすいね。

数学だと何かと出番が多い「z」ですが、3次元でのグラフを作成する時に「高さ」を意味する指標で「z軸」として書かれることが多いです。

また方程式の解を求める際にも、3番目の変数としてよく定められます。そのため斜線付の「z」は頻繁に登場しますよ。

ただし一部の言語(昔のドイツ語、インドネシア語、アゼルバイジャン語など)では「エッジュ」といって、下側が下がって丸みを帯び、数字の「3」と似たような形になります。

またこの斜線が入った「z」は「左近式綴り字」という特殊なローマ字が由来となっていることがわかりました。

その由来については、また記事の後半で触れることにして、斜め線の名称や役割について少し解説します。

斜め線の正式名称は?

さてこの文字の中に書かれた横線(斜線)ですが、実はちゃんとした名前があるのをご存知でしょうか?

この線を「ストローク」と呼びます。ほかの数字やアルファベットにも記載されていることが多く、アルファベットの「O」を数字の「0」と区別する時に、どちらかに斜線を加えることもあります

Dに線が入った「Đ」も、やはりストロークです。

ストロークが付くからといって、文字の意味自体が変わることはありませんが、ストローク付でないスタイルと区別するために「WITH STROKE」と呼ぶこともあります。

  • Đ:D WITH STROKE
  • ø:O WITH STROKE
  • Ƶ:z WITH STROKE
鶴弟子鶴弟子

名前とかあるだなんて、知らなかった!

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左近式綴り字とは?

さて斜線の入ったz(z WITH STROKE)は、左近式綴り字の一種と説明しました。

別名「左近式ローマ字」ともいいますが、このローマ字のスタイルは、明治時代に左近義弼という聖書学者によって確立されました。

簡単に言いますと、ラテン文字のi行の音とu行の音に音節を加えて改造した文字ということになります。


とても難しいのですが、要するにi行の音とu行の音を無理やり加えられた、子音の文字ということになります。

これに該当するアルファベット文字は以下の20種類があります。「AIUEO」の5文字とW(ワ行)だけが外れている形ですね。

  • イ段の変化:Q、C、X、J、F、V、L
  • ウ段の変化:K、S、T、N、H、M、Y、R
  • 濁音・半濁音のラテン文字はウ段のみで、G、Z、D、B、P
  • 「z」に関しては、ウ段のみの音節の変化で「ZU(ズ)」と表記する際に、ストローク付の文字が選ばれたということになります。

    鷲弟子鷲弟子

    因みにローマ字については、訓令式とヘボン式と2種類の表記があるね。それについては以下の記事で詳しく述べているよ。


    パソコンで入力する方法は?

    アルファベットの「z」はストローク付の特殊文字であることがわかりました。

    ただしそうなると、パソコンでの入力の方法が気になりますね。

    もちろん手書きだと何の問題もなく、真ん中に斜線を入れればOKですが、パソコンでどうやってストローク付の「z」を変換すればいいのでしょうか?


    結論から言うと、通常の変換では表示されません。

    試しにアルファベットで「z」、または「ぜっと」と平仮名入力しても変換候補には「斜線z」の姿はありません。


    もちろん斜線の入った「z」というのは、通常手書きでしか表現しないものですし、ビジネス用の文書でも普通は用意する必要がありません。

    ただし中には数学の答案用紙として斜線付の「z」を入力したかったり、数字の「2」とハッキリ区別したい時や、ちょっと洒落た感じで使いたいという人もいるかもしれません。

    そんな場合は辞書登録機能を使った方が確実です!

    Ƶ

    この文字を辞書登録した方が早いでしょう。上の「Ƶ」をコピペしてお使いください!

    もちろんこれも機種依存文字になりますので、古い機種や端末を使っていると正しく表示されない可能性もありますのでご了承ください。

    また辞書登録が使えないスマホでは、現状入力する術がありません。あくまでパソコンのみの手段ということもお忘れなく!

    ※辞書登録については、以前当ブログでも「ヴ」の平仮名表記について説明した記事でも触れていますので、ぜひご覧ください!

    まとめ

    ということで今回は「z」の書き方について詳しくご紹介しました!

    数字の「2」と区別するために、斜線(ストローク)を入れて書くスタイルもある「z」ですが、特に手書きの時は重宝します。

    間違っている書き方というわけでもないので、パソコンの辞書登録での出し方も覚えておけば、何かの役に立つかもしれませんよ。


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