大学生でこれから就職活動を始めようと

考えている方は毎年多くいると思います。

 
会社への就職試験で筆記試験や適性検査を課している

会社もあると思いますが、一番大事なのは

何といっても面接試験ですね。

中には集団面接をやったり、集団討論をしたりする

会社もあるでしょうが、圧倒的に面接重視の会社が多いので、

ほとんどの就活生は何らかの対策をして臨むと思います。





しかしその就活面接ではいろいろな質問が来ますが、

中には会社の仕事と全く関係ないような質問も多いと言えます。

特に「尊敬する人物は誰ですか?」という質問は

まさにその代表例と言えます。

 
そんなのどうでもいいじゃないか!

と思いがちでついつい適当に答えてしまいがちですが、

実はこの質問にはちゃんとした理由があったのです。

その理由とは何か? またどう答えたらいいのか?

管理人なりの考えで解説していきます。


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尊敬する人物を答えさせる意図は?

「尊敬する人物を一人だけ挙げて下さい。」


就活面接では多くの企業が出してくる質問だと思います。

実際質問された就活生も多いことでしょう。


なぜ仕事にも関係ないのに聞く必要があるのか?

実はこの質問には、

就活生の”仕事にかける熱意“と”将来性“を主にチェックしているのです。


ですので例えば、

誰も成し遂げたことがないような、

偉業を達成した歴史上の人物(ナポレオンとかニュートン)などを

例に出して答えるのが模範解答で最適だと言われています。


全ての企業が就活生において最も重視する項目が

仕事に対する熱意です。


「あなたはどれだけ我が社に貢献してくれるのか?」

「あなたはどれだけの熱意をもって我が社で働いてくれるのか?」

「あなたは我が社がそれなりの額を投資する価値はあるのか?」

この質問の裏には、こういった意図が含まれています。

ですので安直な回答で凌ごうとは考えないでください。


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親や友人などの身近な人物はNG?

尊敬する人物と言う質問以外にも志望動機や自己PR、

ボランティア経験などでも参考にできることだと思いますが、

この尊敬する人物と言う質問は案外多くの就活生が手を抜きがちで

適当に答える就活生が多いのです。

安直に答えますと化けの皮が剝がれかねません、

「特にいません。」などという回答は論外です!


しかしだからと言って以下のような回答もしない方が無難です。

「尊敬する人物は両親です。なぜなら自分をここまで育ててくれましたし、

何よりいつも応援してくれました。その教育姿勢には感服して

自分も両親を見習い、子供が出来たときも親に習いたいと思います。」


「尊敬するのは友人のAさんです。なぜなら大学入試で自分が

わからなかったところの問題をスラスラと解いて、

自分も何度も教えてもらい感謝してもしきれません。

志望校に合格できたのもAさんのおかげだからです。」



このように両親や友人、先輩など身近な人物を尊敬の人物と回答する

就活生も少なからずいます。

もちろん個々人の思い入れが強いので、

そのエピソードを語って何が悪いんだ!と思うのも無理はありませんが、

ハッキリ言えばこういった身近な人物を尊敬や憧れの

対象としているのは、自分の将来の可能性を閉ざして

無意識的に自分のことを価値の低い人間と

決めているようなものです。


すなわち志が低い人間だと思われてしまいます。

20歳前半の若者が出す回答としては少し情けない気がします。


例えばこれまでに成功を収めてきた人たちは

やはり昔の自分では手が届かないような偉人・スターを

尊敬の対象にしている人が多いです。

それは企業の面接でも同じことが言えて、

そういった人間の方が将来性があり有望な人材と思われるのです。


また仕事に対しての熱意や人柄を重視している会社が

圧倒的に多いことから、実は資格についてもそれほど

重視していない会社が多いのです。

特に新卒の場合は、誰もが未経験・初心者から入るということは

企業側も承知しています、

教育や研修は前提の上で採用するので資格についても拘る必要はないです。

(もっともあるに越したことはありませんが。)

模範解答にすべき人物は?

日本の偉人・歴史上の人物で定番なのが、

坂本龍馬、徳川家康、聖徳太子、福沢諭吉、夏目漱石・・・

スポーツ関係の人物で限定すると、

イチロー、本田圭佑、羽生結弦、錦織圭、内村航平、吉田沙保里・・・

などがおりますが、やや定番すぎて他の就活生と回答が被るということもあります。


これが個人面接であれば問題ないでしょうが、

集団面接の時で前の人物が尊敬する人物で

同じ人物を例に挙げていたらかなり辛いです。


そうならないために候補は複数用意しておくのもいいでしょう。

日本の偉人でもいいですが、

管理人も過去に就活面接をやっていた際に、

参考にしていた海外の偉人を下に列挙しておきましたので

ぜひ参考にしてみて下さい!


トーマス・エジソン

アメリカの発明王エジソンです。

子供の頃は学校を退学した経験を持っていますが、

独学で勉強に励み、1万回の失敗を経て

電球を開発するに至りました。

しかしこれほど失敗したにも関わらず彼は

「私は失敗したことがない、1万回電球がつかないという発見をしたのだ!」

と返したそうです。


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

交響曲第9番、月光、運命などで知られる作曲家。

難聴と言う障害を乗り越え数々の名作を生みだしたことから、

史上最も偉大な作曲家と称されています。


エイブラハム・リンカーン

第16代の合衆国大統領、奴隷解放宣言で知られています。

アメリカ史上最も偉大な大統領としても

評価されているリンカーンですが、

大統領になる前の彼は、貧しい家として育ち、

商店経営に失敗したり、弁護士として活動するもうまくいかず、

さらに議員に立候補するも何度も落選を繰り返した過去が

あったそうでかなりの苦労人だったそうです。

彼が大統領になれたのも、絶対に諦めないという

屈強な精神があったからでしょう。


ヘレン・ケラー

幼い頃に視覚と聴覚を失い、さらに声も失ってしまうという

三重苦に遭ってしまった彼女ですが、

それでも挫けずに人生を前向きに生きていくと決意します。

その後幾多の試練を乗り越え声を取り戻すことに成功し、

大人になった後は社会福祉活動家として世界各地を回って、

身体障碍者のために尽力しました。


マザー・テレサ

カトリック教会の聖人として知られる彼女は、

神の愛の宣教者会を設立し、生涯にわたって

飢えに苦しむ人や貧しい人、病気の人などために働きました。


スティーブ・ジョブズ

言わずと知れたアップルの創業者。

意外なことに大学を中退した経緯もあって、

若い頃はキャンパスを放浪としたり、

インドを旅行したこともあります。

「ハングリーであれ。愚か者であれ。」

「結果の平等はともかく、機会は誰にでも平等である。」

「持っているテクノロジー全てを引替えにしても、

ソクラテスと午後を一緒に過ごすことを選ぶ。」

など数々の名言を残しています。

私生活についてもかなりこだわりが強かったらしく、

いわゆるミニマリストだったそうです。


レオナルド・ダ・ヴィンチ

ルネッサンス期に数多くの名作を世に出したイタリアの天才画家。

実は絵画だけでなく、設計や金属加工、機械工学など

その才能は幅広い分野に及んでいました。


以上になります、就活面接頑張ってください!


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