今やインターネットの存在は、日常生活と切っても切り離せなくなりました。

ではそのインターネットを無理矢理漢字で書くと、どうなると思いますか?中々に難しいので、即答できる人はほぼいないでしょう。

またネット契約で必ずと言っていいほど登場する言葉がプロバイダですね。

今回はこのプロバイダの意味と漢字表記についても、詳しく解説していきます。興味がある方はぜひ御覧ください!

フクロウ教授フクロウ教授

漢字表記と合わせて、正式な意味も把握しよう!

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インターネットの意味と漢字表記

そもそも「インターネット」とは、複数のコンピュータネットワークを相互接続した地球規模で展開された情報通信網のことです。Wikipediaでも英語辞書でも同様のことが記載されています。

通称“ネット”という名称でもはや通じる言葉ですが、正式な意味から把握すると漢字表記は「地球規模情報通信網」となりそうです。

これでも何となくインターネットっぽいですよね。

しかしここで言う「情報」というのは、あくまで「電子情報」に限ります。単なる「情報」では、本や新聞なども「情報」に含まれるので、「電子」を強調して「地球規模電子通信網」と表現した方がしっくり来ますね。

「地球規模」という部分を除いて、単に「電子通信網」、または「地球規模」を「国際」と言い換えてもいいでしょう。

以上をまとめるとインターネットの漢字表記は、「(国際)電子通信網」が相応しくなります。

中国語表記はシンプルだった?

さてインターネットの日本語での漢字表記は「電子通信網」と、5文字で表記するのがしっくり来ます。

しかし漢字を生み出したお隣中国の表記は全く違っていました!

中国語で「インターネット」は

互联网

と、たった漢字3文字になります。

鳩弟子鳩弟子

物凄く難しい字だな、ていうかなんと読むんだ?

読みは「ヒューリーアンワン」、「互」が「ヒュー」、「联」が「リアン」、「网」が「ワン」と発音します。

それぞれの意味を日本語に直訳すると、「互いに」・「繋がった」・「ネット(網)」となり、確かに「インターネット」っぽくなりましたね。

中国語では、電子通信と言った言葉の類はなく、日本語で日常用いる「ネット」を比喩的に表現した形になります。

そもそもの「インターネット」という語源が、一般名詞の「インターネットワーク(internetwork)」から来ていて、「ネットワーク間のネットワーク」や「複数のネットワークを相互接続したネットワーク」という意味でした。

中国語の「互联网」は「インターネット」の本来の意味から考えたら、割と納得できる表記となっています。


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プロバイダの意味・漢字表記は?

さて次に解説するのは、プロバイダです。

プロバイダとは英語で”provider“と書きます。日本語で言うなら、提供者・提供会社のことです。

現在ではもっぱらインターネットサービスにおける接続業者という意味で使われる言葉です。インターネットへ接続するために必要なサーバーや回線の他、IPアドレス(インターネット上における住所)、メールアドレス、ウェブサイトのディスクスペースなどを提供してくれます。

インターネットサービスプロバイダ、略してISPと表記されることが多いです。

やはり漢字で表記すると、意味から考えて「電子通信網接続業者」、または単に「接続業者」になるでしょう。

プロバイダをわかりやすく解説!

プロバイダの役割についてもっとわかりやすい例で説明してみます。

皆さんも高速道路を利用したことがあると思いますが、高速道路で移動したい時は入り口で切符を取ったり、もしくはETC対応のゲートをくぐる必要がありますね。

高速道路の入り口で車がゲートを無視して入ってくると料金の精算も出来ないのでそれを防ぐためにゲートで監視する必要があります。この監視と言うのがインターネットサービスプロバイダの役割なのです。

車の出入りはインターネットで例えるならデータ通信だと思ってください、つまりプロバイダと契約して許可をもらわない限りはインターネット上の情報を閲覧することはできないというわけです。

別の例えで解説しますと、ある場所に旅行に行きたいケースにも当てはめられます。

ホテルの予約をしたり、レンタカーを手配したり、何泊するかとか、自分であれこれと旅行の計画を立てるのは面倒!

そんなめんどくさがりな人も少なくないですが、そこで出てくるのが旅行代理店です。

旅行代理店に依頼すれば、自分の代わりに旅行プランを丸投げで立ててくれます、この旅行代理店こそプロバイダということなのです。

ここでいう旅行の目的地が即ち「インターネットを利用する場所」だと思ってもらえればいいです。

すなわちインターネットを利用する場所に行くのに、プロバイダという旅行代理店にインターネットを利用する手続きや申請を行っているということになります。

回線業者との違いは?

インターネットの契約においてもう一つ重要な位置を占めるのが回線業者です。

実はこの回線業者というのがプロバイダの意味を少しややこしくしているポイントです。


どういうことかと言いますと、先ほどの高速道路の例で見ますと、プロバイダとは出入口ゲートで監視する役割を担っていました。

一方回線とはまさに利用する道路、すなわち高速道路そのものになります。

インターネットというのはデータ通信になるので、そのデータ通信を送受信するためには家にインターネット用の回線を引っ張ってきてもらわないといけませんね。

そこで回線(道路)を引っ張ってきてもらう(工事をしてくれる)人のことを回線業者と呼びます。

この工事とはマンションやアパートなら、外にある回線を自分の部屋まで引っ張ってきてもらいルーターに接続するまでの作業となります。

当然工事してもらうわけですから、その分の費用も発生します。

つまり初めてインターネットを利用したいという人は、最初の支払いで回線業者に工事費用を支払う必要が出てくるわけです。

因みに僕自身の経験で言うと、初めての一人暮らしの時に初期費用で、工事費用を含めて軽く1万円以上はかかったと思います。


ここまでの説明で理解できたと思いますが、インターネットを利用するにおいて回線業者とプロバイダの両方に契約する必要が出てくるわけです。

両方に契約するので、インターネットの月額料金の支払いも別々に発生します。

何で請求書が2種類も必要になるの?

という疑問を抱いている人も多いと思いますが、こうした理由があったのです。

プロバイダと回線業者は違うものだということは理解しておきましょう。

プロバイダと回線業者が一体型のパターンも!

しかし最近ではこの回線業者とプロバイダが一体になっているパターンも増えてきました。

主な回線業者と言えば、もともと電話回線網を持っているNTTの「フレッツ光」や、携帯電話会社でお馴染みのauの「auひかり」、世界最大の下り最大10Gbpsを実現した「NURO光」が有名ですが、この内「auひかり」と「NURO光」は独自の光回線を用いていることから、プロバイダ業者と光回線業者が同一になっています。

またNTTの光回線をNTTから許可を得た事業者が展開する『光コラボレーション』サービスも最近増えてきており、やはりプロバイダ一体型になっていて便利です。(ソフトバンク光、ドコモ光など)


やっぱり回線業者とプロバイダが別々だと、請求される料金も別々だということでややこしいのが利用者から見ても大きなデメリットですよね。

何でもっと早めにこんな仕組みにしてくれなかったのか(;-_-)

【モバイルルーターで工事は不要?】

最近では無線のインターネットである、LTEやWiMAXといったサービスも増えてきました。

深田恭子のCMでお馴染みのUQモバイル、桐谷美玲のCMでお馴染みのY!モバイルが有名で、これらの無線インターネットサービスで契約すれば自宅までインターネット回線を繋ぐための工事が不要なのでその分契約料金も安くなります。

またモバイルルーターなら外出先でも手軽にインターネットを利用できるのも強みです。


さらに最近だと、なんと工事不要で電源にコンセントを繋ぐだけで5G/4G LTE回線が使えるルーターも登場しました。

ドコモのhome 5G、ソフトバンクのSoftBank Airなどがありますが、煩わしい回線工事が不要なのは素晴らしいことです!

まとめ

ということで長い説明になりましたが、これにてインターネットの漢字表記とプロバイダの意味についての解説を終わりにします。参考になりましたら幸いです!

繰り返しになりますが、インターネットの漢字表記は「電子通信網」、中国語は「互联网」となります。

またプロバイダは「接続業者」となります。


※インターネットを利用するにおいて、もう一つ知っておきたいのがサーバーの仕組みについてです。

サーバーとはどんな仕組みなのか、詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ!
サーバーの仕組みをわかりやすく解説!ファミレスと似てる?


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