今や一般家庭にある生活家電を動かすために必須なものといえば、コンセントです。
壁にあいた細い縦型の穴、恐らく電源コードを差し込んだことがない人はいないでしょう。
しかし毎日のように見かけるコンセントではありますが、数え方ってご存知でしょうか?
普通に「1つ」って数えてたけど違うの?
コンセントの穴の数え方も気になるな。それも「1つ」かな?
意外と知らないコンセントの正しい数え方、英語の表現も合わせて見ていきましょう!
コンセントは和製英語だって知ってた?
コンセントの数え方は?
改めてコンセントの数え方ですが、コンセントそれ自体と差込口とで、以下のように異なります!
- コンセント自体は「箇所」と「個」と「つ」:1箇所・2箇所、1個・2個、1つ・2つ
- 左右に開いた縦長の差込口のセットは「口」:1口・2口
コンセント自体の数え方がいろいろあったとは
ではそれぞれの数え方について詳しく見ていきましょう!
コンセントの数え方は「箇所」と「個」と「つ」!
コンセントの正式名称とは「配線用差込接続器」、電気配線の一種で電気機器に電力を供給する接続器を意味します。
一般的なコンセントとは、上の画像のようにいくつかの差込口がある白色のコンセントプレートを指します。
このコンセント自体を数える時は、通常「箇所」と「個」と「つ」を使います。
一般家庭のキッチンでは100Vのコンセントが6箇所、洗面所で2箇所、トイレだと2箇所、8畳のリビングでは2箇所などとなっています。
昨今では200Vのコンセントの設置も増えてきましたが、洗面所や台所、リビングなど電力消費が激しい場所に1箇所設置されている住宅も目立ちます。
因みにあくまでコンセントプレート自体の数え方なので、そのコンセントにいくつ差込口があってもプレート1枚なら「1箇所」と数えます。
基本的に多いのは「1箇所」に差込口が2、3あるパターンですね。
差込口が2列に配置されているコンセントもあるよ
差込口の数え方は「口」!
コンセントプレートには、左右に細長い縦型の穴が開いています。
これがいわゆる電源プラグの差込口となりますが、この左右に開いた差込口の数え方は「1口」です。
左右に穴が開いているから、「2口」とはなりません。あくまで左右の2つの穴を1セットで数えて「1口」となります。
多くの家庭用のコンセントの差込口の数は「2口」、あるいは「3口」ですね。稀に縦3口の差込口が2列に配置されているコンセントもあります。
さらに家電量販店やホームセンター等に売ってある、電源タップはコンセントに差し込んで差込口を増やしてくれますが、最大で12口もある商品もあります。
差込口の増やすぎは注意!
昨今ではBluetoothイヤホン、スマホの充電などにもコンセントの差込口を増やす人は多いでしょう。
そこで電源タップを購入していたずらに差込口を増やしすぎた結果、停電の回数が増えた人も多いのではないでしょうか?
実は家庭用コンセントは、1箇所に流せる最大の電流が15Aまでと決まっています。
家庭用電圧は100Vなので、ワット数で換算すると
15×100=1500(W)、つまり1500Wを超えると定格電力をオーバーしてしまい、ブレーカーが落ちる原因となります。
例えば、消費電力1000Wのヒーターを電源タップの1口に接続すると、仮に残り5口空いていても、実質500W分までしか接続できません
さらにその電源タップが繋がれたコンセントに、もう1口空いていても、やはり1500W超えると停電するので、残りの1口も実質残り500Wまでに制限されます。
コンセント1箇所につき1500Wまで、このことを常に意識しておけば、真夏や真冬でもブレーカーは落ちにくくなりますよ。
ヒーターと電子レンジなんかは同じコンセントには繋げられないね
コンセントを英語で数えると?
知っている人も多いかも知れませんが、電源プラグの差込口であるコンセントというのは実は和製英語です。
英語での正式名称は「outlet」、あるいは「socket」と言います。
これらはいずれも可算名詞なので、複数形のsをそのままくっつけてOKです。すなわち「2つのコンセント」は
- two outlets
- two sockets
となります。
それでは「差込口」は英語でなんと言うでしょうか?
実はこれは「socket」となります。海外では「socket」はそのままコンセントを意味しますし、「差込口」でもあります。
わかりやすく言えば
- コンセントは「outlet」
- 差込口は「socket」
ということになります。
よって以下のような文章が成り立ちます。
例:このコンセントには差込口が2口ある
There are two sockets in this outlet.
まとめ
今回はコンセントの数え方を解説してきました。それではまとめです。
- コンセント本体の数え方は「箇所」と「個」と「つ」の3つの単位を使う
- 差込口の数え方は「口」
- 1箇所のコンセントに差込口は「2口」か「3口」というパターンが多い
- 一般家庭の1箇所のコンセントでは、最大1500Wまでしか接続できない
- コンセントを英語で言うと「outlet」か「socket」、「コンセント2箇所」は「two outlets」
- 差込口を英語で言うと「socket」
- 「コンセント1つに差込口2口」は「two sockets in an outlet」
ブレーカーの管理のため、コンセントに繋げる電源タップに家電を繋げすぎないようにしましょう!
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