大陸と島はどこがどう違っているのか?

こんな素朴な疑問にふと立ち向かって管理人は延々と調べ物をすることになったわけですが、こう思うようになったきっかけは以前に、オーストラリアとグリーンランドの面積を比較する記事を書いたことでした。

その記事でオーストラリアとグリーンランドの面積を世界地図で比較し、大きさや地図の図法との関係について触れたのですが、その中で、サラりと「オーストラリアは大陸、グリーンランドは島」と書いています。これについては恐らく一般的に知れていることだと思います。

でも改めてじっくりと考えてると、そもそも大陸と島の違い・線引きは一体何なのか。

その疑問がふと頭に沸いて単純に気になったんですよね、多分学校の授業でもそこまで詳しく学んだことある人は少ないでしょう。

両方とも海に囲まれた陸地というイメージであながち間違っていませんが、大きさについてはどこからどこまでがこうだという線引きについても気になりますね。

その違いについて僕自身徹底的に調べましたので、分かりやすく解説していきます!
 

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大陸と島の違いとは?

大陸と島はどちらも四方を海に囲まれた陸地であるという点では共通しています。

※大陸に関しては大陸同士が地峡で繋がっている(例えば北アメリカ大陸と南アメリカ大陸)などの事情があって、必ずしも水域で囲まれているというわけではありませんが、あくまで慣習的にそれぞれが独立しているという認識でよいでしょう。


実は結論から言いますと、

オーストラリア大陸よりも大きい陸地を大陸と指し、それより小さいものを島と指します。

地形学的には、地球上の広大な面積の陸地をいう。普通、大陸とよばれる陸塊は、この意味で用いられている。アジアとヨーロッパ(ユーラシア)、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極大陸の七大陸がある。オーストラリアは島大陸とよばれることもあるが、世界最大の島グリーンランドの面積(217万5600平方キロメートル)の約4倍の広さがある。

引用元:日本大百科全書(ニッポニカ)


何と面積による明確な線引きはありません!

例えば面積の数値が100㎢以上は大陸で、それ未満は島といった基準はないわけです。

またグリーンランドを引き合いに出して、グリーンランドより大きい陸地を大陸と指し、それより小さい陸地を島と指しているという見方もあります。

オーストラリアとグリーンランドが基準になっているということですが、まずこの2つの面積の比較からおさらいします。

世界には6つの大陸(ヨーロッパとアジアを分けて考えると七大陸)がありますが、その中で最も面積が小さいのがオーストラリア大陸です。

オーストラリア大陸もサイズは大きいですけど、四方を海に囲まれているという点では島と共通していて、その面積は約769万㎢あります。

対してグリーンランドの面積はというと約216万㎢です。


両者のサイズの差はおよそ4倍、世界地図で見るとメルカトル図法の影響でグリーンランドの方が大きく見えますが、オーストラリアの方が断然大きいのです。

なぜオーストラリアよりグリーンランドの方が大きく見えるのか?

気になる方は是非以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
オーストラリアとグリーンランドの面積を比較!正しい尺度で見よう!

基本的に大陸と島の境界線は、オーストラリア大陸とグリーンランドが基準になっていると考えてもらっていいです。


オーストラリアとグリーンランドの中間に当たる陸地が現状存在しないので、こうした区分が慣習的になっています。

※伝説上の大陸も含めますと、アトランティス大陸やムー大陸も候補に挙がってくると思いますが、実はこれらの大陸も面積で言えばオーストラリア大陸より大きかったとされています。

やはり中間的存在が過去を遡ってもほぼないようですね。
 

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グリーンランドは小大陸?

グリーンランドについては大陸とは定義されておらず島となっています。

しかし実際の数値で他の島と比較すると、グリーンランドは飛びぬけて大きい島となっています。

以下に上位5つの島の面積を順に並べてみました。

  • 1位:グリーンランド 2175600㎢
  • 2位:ニューギニア島 786000㎢
  • 3位:ボルネオ島 743330㎢
  • 4位:マダガスカル島 587041㎢
  • 5位:バフィン島 507451㎢

※日本の本州は7位にランクインしています。


ご覧のようにグリーンランドは2位のニューギニア島と比べても約3倍の差がありますね。

※ニューギニア島とはオーストラリアの北にある島でインドネシアとパプアニューギニアの2ヵ国の領土です。

これだけ見るとグリーンランドって大陸でいいんじゃない?という考えが出てきてもおかしくなさそうです。

しかし上には上がいるのがやはり世界で、グリーンランドよりもさらに大きい存在としてオーストラリアが立ちふさがるのです!


グリーンランドを島として考えるなら凄く大きくなりますし、逆に大陸として考えると明らかに小さ過ぎますから、中途半端になっちゃうわけです。

このことからグリーンランドは大陸と島の中間的な位置づけとして小大陸(または亜大陸)などという呼ばれ方もされています。

歴史を辿ればグリーンランドは5000万年前まではローラシア大陸(現在のユーラシア大陸と北アメリカ大陸とグリーンランドを含んでいた大陸)の一部だったのですが、それが分断されて今に至っています。

またニューギニア島も地質学的に言えば、オーストラリア大陸と大陸棚で繋がっているのでサフル大陸という見方もされています。


世界最小の島は?

世界最小の大陸はオーストラリア大陸であると説明しました。

ではもう一つの疑問として浮かび上がるのが、世界最小の島はどこか?というものだと思います。

これについては既にご存知の方も多いと思います、特に日本人の方なら。

その島とはズバリ沖ノ鳥島です、日本の最南端にある島でその面積はたった9㎡(約2坪)とされています。

ただあまりにも小さいことから、島ではなくであると他国から言われています。国際法上も島という認識はあまりされていないようです。

しかしこの島を島だということにしておかないと、排他的経済水域が確保できませんから仕方ないわけです。

ちょっと難しい話になるのでこれ以上は敢えて話しません、ただ日本人があまり知りたくない事実ですけどね(;-_-)
 

まとめ

今回は大陸と島の違いについて解説してきました。

改めて簡単にまとめますと、

  • 大陸=オーストラリア大陸(またはグリーンランド)よりも大きい陸地
  • 島=グリーンランド(またはオーストラリア大陸)より小さい陸地

ということでした。

オーストラリアとグリーンランドはメルカトル図法の地図で大きさが逆転して見えるだけでなく、大陸と島の線引きにも用いられているとはちょっと意外でした。

世界地図を見た時に話せる雑学がまた一つ増えましたね、子供と会話する時にでもぜひ活用してみてください♪
 

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