寒さが厳しくなっています。

今年最強クラスの寒波が西日本を襲っていて、鳥取や島根と言った日本海側で大雪だそうです。

 
北陸や東北、北海道と言った雪国や豪雪地帯に住む人々からしたら大雪が降っても慣れていて大丈夫ですが、九州や四国、中国地方などでは大雪や豪雪には滅多に見舞われないので、かなり苦労するはずです。

寒くなると厳しくなるのが温度の低下だけではなく、湿度の低下です。

真冬のこの時期は雨量が減るので乾燥は避けられません。

昨年12月も新潟県糸魚川市で150棟以上が巻き込まれた大火災が発生しました。

ここまで広がった最大の原因が乾燥と言われていて、女性の方にとってもこの時期は肌のトラブルが増えるそうでまさに修羅場の季節となるでしょう。

 
今回は乾燥するこの時期の部屋の乾燥対策を紹介します。

理想の湿度、また湿度計はどこで買えるのか?

といった情報まで紹介します。


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なぜ冬は乾燥するの?

冬の乾燥対策について説明する前に、

なぜ冬の時期は空気が乾燥するのかを簡単に解説します。

 
乾燥しているのは雨が降らないからでしょ?

と適当な理由で理解している方も多いかもしれません。

確かに夏の時期に比べれば、西日本や東海、関東と言った地域では雨の量が減るので乾燥します。

それでも全く降らないかと言われればそうではなく、どんなに寒くても日本は温帯湿潤気候に属するので冬の時期でも雨は降ります。

日本海側は雪、太平洋側は乾燥

しかしそれ以上に影響が大きいのが、シベリアからくる空気の塊(気団)です。

いわゆる西高東低の冬型の気圧配置というもので、冬の時期はユーラシアの極東地域から気団が押し寄せてきます。

この気団は大量の水分を含んでいるので、日本列島に近づいたときには、日本海側で大量の雪を降らせるのですが、山を越えて太平洋側に着くと水分が抜けてしまい乾燥してしまいます。

これが冬の空気の乾燥する原因です。

冬の室内は暖房でさらに乾燥する!

1で説明したように、冬は乾いた風が吹きやすくなります。

もっともこれは太平洋側や九州限定の現象なので、北海道や日本海側の地域だと逆に湿度は高く、乾燥はしないでしょう。

 
しかし冬の空気が乾燥するのはそれだけではありません。

寒くなると当然みなさん室内ではストーブやエアコンで暖まると思いますが、実は室温を上昇させるほど、飽和水蒸気量との関係で、室内は相対的に湿度が低下し乾燥してしまうのです。

 
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、要は空気と言うのは暖めれば暖めるほど、同じ体積中に含むことができる水分が多くなるのです。

逆に温度が低くなれば低くなるほど、同じ体積中に含むことができる水分は少なくなります。

 
この原理で考えると、室内を暖房で暖めると確かに温度は上昇しますが湿度は上がりません。

つまり空気の温度は上がっても湿度は上がらないので、相対的に湿度が低下するのです。

 
真冬の時期に部屋の窓際で結露が生じてカーテンがビショビショに濡れることがありますが、あれは窓際の方は外気と触れているため温度が低くなり、その部分だけ相対的に湿度が高くなったためです。

結露と言うのは温度が低くなった分、その空気に含まれるはずだった水蒸気が液体として窓に付着したために生じます。

 
以上の説明から、冬場は外気も乾燥し、室内の空気も暖房によって乾燥するので、二重に乾燥させてしまっているのです。特に冬の時期に悩まされるのが静電気ですが、これも乾燥することが原因で起きやすくなります。
静電気の仕組みをわかりやすく解説!実は体質も関係していた?

そして空気が乾燥すれば、皮膚から水分が逃げていきます。

皮膚がひりひりしたりカサカサになったり、乾燥肌に悩むのもある意味必然だと言えます。


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乾燥対策は? 湿度計は100均で買える?

ここまでの説明でご理解いただけたと思いますが、冬場は気温が下がるので、室内で暖房は欠かせません。

乾燥するからと言う理由で、暖房なしで過ごすのは困難なので室内の湿度を保ちながら暖める必要があります。

 
そこでおすすめなのがやはり加湿器です。

最近はAmazonでも小さめの加湿器が5000円台で売られていますが、小さめの部屋だとこれだけでも加湿が足りないこともあります。

そもそも湿度だけではなく温度も上げてくれた方がいいと思うので、そういう場合には加湿ヒーターがおすすめです。エアコンだけではできない加湿もしてくれるのはありがたいですね、真冬の乾燥対策のためにも各家庭に1台はあった方がいいでしょう。

 
あとはストーブがある家庭は、ストーブの上に水を入れたヤカンを置くというのは鉄板ですね。

お湯も沸けるし、何より乾燥対策にはうってつけです。

 
それ以外にも洗濯物を室内で干したり、観葉植物を置いたりするのも効果的だそうです。

ぜひ一度試してみて下さい!

 
そして一番大事なのは、部屋の湿度がどのくらいか知ることです。

当然それを知るには湿度計が必要になりますが、どういった場所で売っているのか。

 
一般のスーパーでは売っていないかもしれません。

やや大きめのスーパー、それも2階建て以上あるなら時計売り場と一緒に置いてあったりします。

というより時計と温度と湿度を全て計れるスーパー時計も販売しています。

 
またさらに意外なのが、実は湿度計は100円ショップでも買えるのです

100円ショップの湿度計

 
これが実際に100円ショップに売っていた湿度計です。もちろん値段は108円ですが、温度も測れるのでかなり便利です。

ただし仮にも100円ショップの商品なので性能的にはやはり期待できないかもしれないです。

一番の問題になるのは経年劣化ですね、2年持てばいい方だと思います。

 
室内の理想の湿度は冬場で40~60%だそうです。

それ以上高くなると、今度は逆にカビが発生したりします。

冬でも雨が降る日はあると思うので、そういった日は加湿量は控えめにしましょう。

 
以上室内の主な乾燥対策と湿度計の紹介でした、参考にしてみて下さい!

冬は残り短くなりましたが、最後まで乾燥対策は気を抜かずにいきましょう!


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