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雑学

ゲシュタルト崩壊とは何か?簡単に意味や例文などを解説!

投稿日:2017年3月28日 更新日:

今回は人気漫画名探偵コナンにも登場したとある面白いネタについて紹介します。

ある漢字を長時間眺めていると、その漢字が何の漢字がわからなくなった!

そういう体験ってありませんか?

恐らく多くの人が経験あることだと思います、筆者もよくあります。特に小学校の勉強で使う漢字ドリルで何回も同じ漢字を書くと起こしやすいと言われていますね。

こうした現象をゲシュタルト崩壊と言います。ゲシュタルトとはドイツ語由来の言葉ですが、実は心理学用語でもあります。今回はこのゲシュタルト崩壊の意味や原理、崩壊しやすい漢字なども紹介します。
 

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ゲシュタルト崩壊を実際に体験!

ゲシュタルト崩壊の意味について語る前に実際に皆さんに体験してもらいます、下の画像をよぉーくご覧ください!

ゲシュタルト崩壊の例

さてみなさんどう思ったでしょうか?上に書かれていた漢字は”借、貯、弾、秋、粉”という5つの漢字です。ズラーっと横に何度も並べて記述されていますが、見続けているとその漢字がバラバラに見えてくる感覚になりませんでしたか?

これがゲシュタルト崩壊です!


みなさんも小学校の時に国語の授業で漢字ドリルで学習した人も多いと思いますが、何度も同じ漢字を書き続けたと思います。

こんな風に同じ文字を長時間見続けたり、何度も書き続けたりするときに引き起こしやすいとされています。

名探偵コナンではこの現象を利用したかなり強引なトリックが存在します、単行本第74巻と第75巻に収録されているお話です。
 

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ゲシュタルト崩壊はなぜ起こるのか?原理を解説!

このゲシュタルト崩壊という現象を最初に発見したのがドイツの心理学者です。故にゲシュタルトとはドイツ語になりますが、認知心理学の観点から失認という種類に属する症状とみなされていました。

しかし時代を経るにつれて、健常者にも同じようなことが起きることが徐々にわかってきます。

つまり仮に漢字がバラバラに見えてきたとしても、自分の感覚が狂ったというわけではありませんし、一時的なものなのですぐに治ります。

 
ではなぜこういった現象が起こるのか? この発生要因については未解明な部分が多いと言えますが、脳の情報処理の過程において発生することがわかっているだけです。

もう少しわかりやすく説明すると、ある模様を眺めている時にそれがある模様や全体像を描いているという認識を脳の中で分析するときに、その全体像を構成する部品をつなげて一つのまとまったイメージとして認識するのです。

例えばイルミネーションを考えて下さい。イルミネーションとはいくつもの小さなランプが集まっていますが、遠くから見たら綺麗な模様を描いているように見えますね。

しかし間近で見たら、バラバラに分かれた小さなランプの集合だということがわかります。

このように小さな部品(この場合だとランプ)がいくつも集まって、ある大きな一つのまとまった情報として認識する際に、脳が何らかの原因で混乱してしまい、うまく繋がらなくなって認識しづらくなるのが原理です。

※ある文字がうまく認識できないという現象のことを指すのがゲシュタルト崩壊といいますが、最近では単に頭が大混乱してきたといった意味合いで用いる場合もあるそうです。
 

豊富な顔文字はゲシュタルト崩壊の逆?

漢字とはまた違った例になりますが、例えば下にある顔文字やアスキーアートなどは、それぞれ記号で記述されているのに人の顔のように見えますね。

(;’∀’) (´・ω・`) \(^_^)/ ( ゚Д゚) (+_+) (>_<)

これらの愉快な顔文字は今ではネットで当たり前のように使われていますが、どれもゲシュタルト崩壊とはまるで逆の現象と言えます。一種の錯視とも見れますが、日本の豊富な顔文字は海外でも好評のようです。
 

ゲシュタルト崩壊しやすい漢字は?

文字がバラバラに見えると言いますが、具体的にどういった文字がゲシュタルト崩壊しやすいのか説明します。

上で示した例では”借、貯、弾、秋、粉 “といった漢字を例に出しましたが、実はこれらの漢字は比較的ゲシュタルト崩壊しやすい部類に入ります。

例えば”粉”という漢字は、米と八と刀という三つの漢字で、また”借”という漢字は、片仮名のイと昔で構成されているのがわかりますね。

このように別々に意味を持った文字で構成される漢字は特にゲシュタルト崩壊しやすいとされていて、もっと例を挙げるとすれば”解、話、勇、校、若、較、明“などとにかくたくさんあります。


また他にも

  • 「○○公園」と書かれた看板を縦から見ると「○○ハム園」と“公”の部分が“ハム”の2文字に見える
  • ぷ。」と書かれた文字を見て「ボーリングをする人」に見えてしまう

といった錯視もやはりゲシュタルト崩壊の一種でしょう(;^^)

まとめ

最後になりますが改めて今回の内容をまとめさせて頂きます。

  • ゲシュタルト崩壊とは全体的なまとまりを持った物がバラバラに見えてしまう現象のこと
  • ゲシュタルト崩壊は病気ではなく健常者でも普通に起きる
  • 別々に意味を持った文字で構成される漢字は特にゲシュタルト崩壊しやすい



今回の記事でゲシュタルト崩壊について理解を深めてもらえれば幸いです。

本来の漢字の姿がわからなくなる。これに似たような話になるかもしれませんが、日常生活でも本来の目的を見失って結局何をすればいいかわからず途方に暮れる、という経験をした人も多いのではないでしょうか?

これも一種のゲシュタルト崩壊かなぁと思います。

手段が目的になってしまう状態に陥りやすいというのは本末転倒です。漢字がわからなくなっても最初に定めた目標をゲシュタルト崩壊させてはいけませんよ!


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九州出身の雑学&ゲーム好きのアカギです。生活に転がる様々な雑学や政治、宇宙、ソシャゲ、パソコン、勉強関連のネタを中心に記事を書いています。趣味は旅行とチェス、その他レトロゲームのコレクションをこよなく愛します。

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