カーテンの数え方！「張」という単位まである？

窓に取り付ける布と言えばカーテンです。

強い日差しを遮るためには欠かせないものですが、そのカーテンの数え方って詳しくご存知でしょうか？

鳩弟子

うーん、「1つ」って数えるのもちょっと違和感あるし

鷲弟子

カーテンは布だから「1枚」が正しいんじゃないかな？

こんな感じに「1つ」、「1枚」といろいろな単位が出てきました。

実はまだ意外な単位があることがわかりました。

カーテンの数え方について、今回は徹底特集していくことにします！

フクロウ教授

片開きタイプのカーテン、両開きタイプのカーテンは枚数が変わるよ

カーテンの数え方は？

改めてカーテンを簡単に説明すると、こうなります。

鶴弟子

「1張」って単位はちょっと予想外だったな

これがカーテンを数える時の単位です。

「張」という単位がありますが、読みは「ちょう」と「はり」の2種類です。

またカーテンには両開きと片開きの2種類がありますが、それぞれどう数えるか見ていきましょう！

カーテンは「1枚」・「1張」と数える！

カーテンは布製ですから、数える時は基本的に「1枚」、「2枚」です。

ただしほかに「張」という単位もあります。

この「張」は読みが「ちょう」と「はり」の2種類あります。すなわち「1張」は「いっちょう」、「ひとはり」と2種類の読み方があります。


「張」という漢字を辞書で調べたら、こう書かれていました。

［接尾］助数詞。
１ 弓・琴など、弦を張ったものを数えるのに用いる。

「弓は一人して二―三―、矢は四腰五腰も用意せよ」〈盛衰記・二二〉

２ 幕や蚊帳 (かや) など、張りめぐらすものを数えるのに用いる。

「幕一―」〈延喜式・大蔵省〉

引用元：goo辞書

実は「張」には助数詞としての意味もあるんです。カーテン以外だと幕や蚊帳、太鼓、簾を数える時にも使います。

片開きか両開きかでカーテンの枚数が変わる

実はカーテンには片開きタイプか、両開きタイプの2つがあります。

片開きタイプとは窓の片側だけにセットされるカーテンで、一枚だけで窓全部を覆うカーテンです。

対して両開きタイプとは窓の両側だけにセットされるカーテンで、二枚で窓全部を覆うカーテンです。


この2つのタイプですが、1セットにおけるカーテンの枚数が異なります。

片開きタイプだと1セットは1枚、両開きタイプだと1セットで2枚となります。

例えば片開きカーテンを3セット、両開きカーテンを3セット購入したとしたら

3×1＋3×2＝9

合計9枚となります。

「枚」を使うほかの衣服は？

「枚」と数えるのはカーテンだけでなく、衣服にも使われます。

例えば、女性物の服であるブラウスやスカート、また短パン類も「1枚」と数えるんです。

商品としてのカーテンは「1点」と数える！

商品としてのカーテンは「1点」と数えます。

家具専門店にカーテンをレジに持ち込めば店員が「1点」と数えます。

ただし上で説明した片開きタイプでも両開きタイプは枚数は異なります。


つまり両開きタイプのカーテンを1点購入したとしたら、点数は1ですが、枚数は2です。

1点だから1枚だろうと思いがちです。家に帰ったら2枚も入っていて間違って両開きを買っていた、なんてことがないよう片開きか両開きかは事前にしっかり確認しましょう！

カーテンを英語で数えると？

カーテンを英語で言うと、「curtain」になります。

ただしアメリカ英語の表現だと「drape」とも言います。こちらは薄地のカーテンの上に被せる厚手のカーテンに用います。


これら2つの単語はともに可算名詞なので、そのまま複数形のsをつけて大丈夫です。

すなわち「カーテン2枚」は「two curtains」、「two drapes」となります。

カーテンを中国語で数えると？

英語での表現は覚えておきたいところですが、最近は中国人観光客も増えてきました。

ということで、中国語での数え方もぜひ覚えておきたいところです。


ただ中国語で「カーテン」はいくつも表現があります。

• 「幔帐」、発音は「マンチャン」
• 「遮阳」、発音は「チェーヤン」
• 「帐子」、発音は「チャンチー」

数え方ですが、中国語独特の単位に当たる「量詞」を使います。

「カーテン」などの布製のものを数える時の「量詞」は、「张」という単位を用います。発音は「チャン」です。日本語の「枚」に相当します。


また数字の「一」と「二」は中国語で「イー」と「アー」と発音しますので、

1. カーテン一枚は「一张幔帐」、発音は「イーチャンマンチャン」
2. カーテン二枚は「二张幔帐」、発音は「アーチャンマンチャン」

となります。

まとめ

今回はカーテンの数え方を解説してきました。それではまとめといきましょう！

英語と中国語での数え方も知っていると、海外のインテリアショップに行った際にも役に立つでしょう。

※同じ布製のものでも掛け軸は独特な数え方をします、詳しくはコチラから！