普段の生活の上で手を洗う時や汗を拭く際に必要なのがタオルですね。
そのタオルをかけておくアイテムといえばタオル掛け(またはタオルハンガーとも呼びます)ですが、壁などに取り付けることで使用すると思います。
筆者もよく使用するタオル掛けは吸盤で壁にくっつけるタイプです。粘着シールで貼り付けるタイプもありますが、引っ越すときなどに剝がすのが大変ですし、シールの跡が残ったりしてあまり使っていないですね。
吸盤型なら取り付けも外すときも楽なので個人的にはコッチの方をよく使っています。
しかしこの吸盤型ですが、使っているとよく落ちたりしませんか?
冷蔵庫がツルツルなので吸盤をくっつけるのには最適なのですが、威力が無くなってきたのか最近タオル掛けが落ちているというケースが増えてきました。
もちろん落ちているのを発見するたびに念入りに押し付けていますが、やはり根本にあるのは吸盤の吸引力にあるのかなとも思っています。どうにかしてその吸引力を復活できない方法がないか考えてみたのですが、いろいろな方法があるようです。
そもそも吸盤がどういった原理で壁にくっついているのか?その辺も合わせて詳しく解説していきます、ぜひ参考にしてください!
吸盤はどんな原理でくっついているのか?
まずはどういった原理で吸盤が壁などにくっついているのか、その基本的なことから解説していきます。
吸盤がくっつく原理は、吸盤と接着する面との間に中の空気が抜けて真空の空間を作られます。
すると吸盤は元の形に戻ろうとするので、内部の気圧や水圧などが著しく低くなります、そうすると周りの空間との間で気圧差が生じますが内側から押す力より外側から押す力の方が強くなるのでくっついて取れにくくなるということです。
気圧差を利用することでくっつくわけですが、この原理で考えると吸盤と吸着面との間に空気が少しでも入ってしまうと気圧差がなくなってしまうので途端にはがれやすくなります。
そのため吸着する面が凸凹していたり、ざらざらしていたりすると隙間が生じるので空気が入りくっつかなくなります。ツルツルな面にしか吸盤がくっつかないのはこれが理由です。
吸盤の吸引力を復活させる方法
接着剤などと違って一度くっつけても簡単に外せるのが吸盤の強みと言えます、しかし何らかの原因で吸盤の吸引力が低下すると壁にくっつけてもすぐに落ちてしまいます。
吸盤の吸引力は使い続けているとその内落ちてしまいますが、新しく買ったばかりの製品でもくっつきにくいことが時々あるようです。吸盤が落ちにくくなるための方法はないものか調査した結果、代表的な方法を5つほど紹介していきます。
埃や汚れを使用前にしっかりと拭く
特に新しく買ったばかりの製品や、貼り付ける場所を変える時に妙にくっつきにくいと感じたら汚れているか埃がついているかのパターンが多いです。
油、ホコリなどは吸盤には天敵なのでつける前にはしっかりと洗うことが大切です。
熱湯につける
これは吸盤が変形した時に有効な方法です。特に使い古しの吸盤は平らに変形していることが多いですが、こうなると真空の空間が作れないので元の形に戻す必要があります。
ただし100℃で沸騰した直後の熱湯だとかなり火傷の危険もあるし変形しすぎて逆効果になります。80℃くらいがちょうどいいので沸騰させて何分か放置させた後の熱湯に浸せばOKです。
ハンドクリームを塗る
吸盤を使い続けていると弾力性が下がるのでそれと同時に吸引力も低下します、そうすると捨てるという選択肢もありますが少しでも長く使い続けたいという場合はハンドクリームを塗れば吸引力が復活するそうです。
塗る量としては米粒くらいの大きさが適切で、吸盤の裏側全体に薄く塗ります、こうすることでハンドクリームの乳化剤が吸盤と接着面との間の凸凹に入って真空の空間を作りやすくしているのです。もしも自宅でハンドクリームが余っていてど。
使い切ろうか迷っているのなら、ぜひお試しください!
吸盤用シールを貼る
少し面倒で出費もかかりますが、この方法も非常に効果的です。
吸盤の専用シールは100円ショップでも売られています。最近の商品だともともと添付されている物も多いので有効的に活用しましょう、ただしシールの接着力が強い場合が多いので剥がすときが大変です。
接着剤
接着剤と言っても工作に使用する接着剤ではありません、実は吸盤を貼り付けるのに最適な剥がせる接着剤が売られているのです。
基本的には吸盤の裏側に塗って貼り付けるだけでいいみたいです、剥がすことも簡単なのでよければお試しください♪
おまけ:重い物を掛け過ぎないこと!
最後におまけとなりますが、吸盤はその吸着力が強いため引っ張っても取りにくいですが、あまりに重い物を掛け過ぎると落ちやすくなります。
今回はタオル掛けをメインに話してきましたが、タオルが濡れていたりタオル以外の余計な物を何枚も重ねて掛けていると重すぎてやはり吸盤がはがれやすくなるので注意が必要です。
吸盤を買い替えるということは極力しないで、大切に使うという意識は常に持っていきましょう!