今や多くの人がスマホやタブレットを所有する時代となりました。

そうなってくると不遇になるのがパソコンですね。一昔前までは「一家に一台パソコン」といわれていましたが、今やパソコンがなくてもスマホやタブレットで代用できます。





ましてや大型のデスクトップパソコンを選ぶ人は本当に少なくなってきました。

もちろんパソコンでしかできない作業などもあるので、全く必要ない物かと言われればそうではありません。

事実多くの会社では仕事でパソコンを使うのは必須です。

またパソコンの方が必然的に高スペックですし、大画面なのでスマホではできないような作業や遊びも出来ちゃいます!


しかしデスクトップパソコンは重いしスペースは必要だし、何より値段が高いですから、敬遠されがちです。

「ノートパソコンで十分じゃん!」と思っているユーザーも少なくないですが、本当にデスクトップパソコンは必要ないのでしょうか?

そこで今回はデスクトップパソコンを持つメリットについて徹底考察していきます!


スポンサーリンク

デスクトップパソコンを持つメリット!

デスクトップパソコンとは、ディスプレイと本体が別々になっているモデルのパソコンです。

一昔前では箱型のパソコンが主流でしたが、今となってはほぼ見ませんね。

代わりに登場したのが、ハードディスクとグラフィックボード、CPUなどを搭載した本体(正式には筐体)と大型ディスプレイとキーボードを分けた以下のようなモデルです。

一際大きいタワー型が目について、専ら机の上でのみ作業することを前提としています。

ノートパソコンと違って持ち運びできないこと、バッテリー駆動できない、値段が高いといったデメリットがありますが、それを差し置いて大きなメリットがなくもないです。

代表的なメリットをいくつか紹介しますと、以下のような感じになります。

  • 3Dゲームが快適にプレイできる
  • 各部品が離れているから操作しやすい
  • グレードアップが容易に行える

主にこの3つありますが、順番に見てきましょう!

3Dゲームが快適にプレイできる!

デスクトップパソコンの最大のメリットが、ノートパソコンにはないスペックの高さです。

スペックとはパソコンの能力の高さのことです。CPUやグラフィックボード、HDD、メモリ、ディスプレイの性能はどれもこれもノートパソコンのそれ以上の水準を誇ります。

ハイスペックな構成部品でより高いパフォーマンスが実現できる、ここがノートPCにはない強みです。

最近人気のオンラインゲーム、MMORPGはどれもこれも、よりハイスペックな型を求められているのが現状です。

そのゲームの公式ページに記載されている「推奨環境」に届かないスペックのパソコンだと、とても快適にプレイはできません。

【例:PUBGの動作環境】

OS Windows7,Windows8.1,Windows10 64ビット
CPU Intel Core i3-4340

AMD FX-6300
RAMメモリ 6GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce GTX 660 2GB

AMD Radeon HD 7850 2GB
HDD容量 最低30GB


ノートパソコンは3Dゲームに向かない!

ノートパソコンはその構造上、どうしても消費電力が低い低性能なパーツを内部に使わざるを得ないため、必然的にデスクトップパソコンに比べてパフォーマンスが下がります。

そしてノートパソコンの最大のデメリットは、グラフィックボードがデフォルトで積まれてないことです。
ノートパソコンにグラフィックボードを外付けで!ゲームが快適に!

もちろんデスクトップパソコンで使われるCPUやGPUといったパーツはより高性能である分、発熱しやすいデメリットもありますが、性能面ではノートパソコンより遙かに高いです。

以上の理由から、高負荷のかかる3Dゲームのプレイや、4K動画の視聴、動画の編集作業などにはデスクトップパソコンが向いています。


また単純にこれ以外にもネットで動画を閲覧したり、通常の作業を同時に並行してやることも無難にできるのが強みと言えます。

マルチディスプレイ対応もできるので、マルチタスクという芸当もお手の物です。

ノートパソコンで同じことをやるとすると、まずカクカクしちゃうでしょう(;^^)

※ただし同じデスクトップパソコンでも、設置スペースを小さくしたコンパクト型や一体型のモデルは、内部スペースが狭く放熱性が悪いため、性能が低いCPUが搭載されていることが多いです。

より高性能で高いパフォーマンスを求めるなら、本体がタワー型のデスクトップパソコンにしましょう!



スポンサーリンク

各部品が離れているから操作しやすい!

デスクトップパソコンでは各部品(ディスプレイ、本体、キーボード)が離れているから、それぞれを自分の好きな位置に動かせます。

特に長時間での作業をしていると、その快適さがよくわかります。ディスプレイもお好みのサイズのモデルを買い替えられます。

逆にこの作業に慣れた後でノートパソコンに戻ると苦痛に感じてしまいます。ノートパソコンだと、どうしても自分の目線を下げてしまいがちですからね(*_*)

グレードアップが容易に行える!

グレードアップとはパソコン本体に内蔵されている様々な機器を、最新のタイプに置き換えることです。

本体内部にあるハードディスクやグラフィックボード、メモリなど最新モデルが発売されれば、その部品のみを購入して交換するだけです。これなら新品を丸々購入する必要もないので、出費は安く済みます。

もちろん単なるバージョンアップではなく、部分的に壊れた場合に容易に交換することが可能なのも大きなメリットです。


これがノートパソコンだと、どこか一つの部品(ハードディスクやキーボードなど)が壊れても、その部分だけ交換というのが仕様上難しいものがあります。

場合によっては、ほぼ新品に買い替えないといけないわけです。

拡張機能を付けやすい!

デスクトップパソコンの本体内部は、物理的なスペースが広いため、拡張性に優れます。

それを利用して様々な機能を追加できるのも面白い点です。


具体的にはテレビ機能やサウンドカード、BDドライブなどの光学ドライブの他、ハードディスクやグラフィックカード、RAMメモリの増設でよりハイスペックにすることも可能です。

3Dゲームがやや重くなったかなと感じたら、増設すれば解決できるかもしれません。
PCゲームが重い時の対処法!高スペックでも意外な落とし穴が?


やり方としてはそこまで難しくなく、本体の背面にある様々な拡張スロットに、対応する拡張カードを差し込むだけです。

新しい機能を追加したり、自分好みのモデルにカスタマイズできるのはなかなかいいですね♪
 

まとめ

いかがでしたか?

こうして見るとデスクトップパソコンも、確かにメリットは多くて捨てたものではありません。


もちろんこれでもノートパソコン主流派の意見が根強いかもしれません。

ノートパソコンは持ち運びできますし、消費電力も低いですし、停電時でも自動的にバッテリー駆動に切り替わるなどメリットは多いです。


またノートパソコンは確かにデスクトップよりも性能は低いですが、それでも一昔前のモデルに比べれば遙かに性能が上がって、通常の作業やネット閲覧ならほぼ問題ないのも事実です。

故にノートパソコンで十分だという意見も頷けます。

仮に本当に必要だなと感じるようになるのは、3Dゲームをプレイしたり、大画面やマルチディスプレイで作業する必要がある人くらいです。

そういった人が果たしてどのくらいいるのかは未知数ですけど(;^^)

だけどもし今後新たにパソコンを買い換えるなら、ノートパソコンにこだわり過ぎるより、デスクトップパソコンという選択肢も入れるのもいいです。

ましてやパソコンでゲームを楽しみたい方なら、やはりデスクトップが一番いいでしょう。


スポンサーリンク



こちらの記事もどうぞ!

クロック周波数とは何か?パソコン初心者向けにわかりやすく解説!

プロバイダの意味と役割をわかりやすく解説! おすすめはどこ?