アメリカある大都市といえば、サンフランシスコやロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨーク、ボストンなどを思い浮かべますね。

中でもロサンゼルスはハリウッドがあることでも有名で、多くの日本人にとっても一度は訪れたい都市ではないでしょうか?

僕も将来必ず言ってみたい場所です(;^^)

しかしそのロサンゼルスですが、実は日本語ではしばしば「ロス」と略されています。

これを聞いた時、率直に「?」と思いました。

「何でロサンゼルスがロスなの?」

「間の“サンゼル”を取っただけか?」と思いましたが、実は違っていたようです。

またこの略し方は、果たして本当に正しいのでしょうか?考察していきましょう!


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ロサンゼルスをロスと略すのはなぜ?

ロサンゼルスと言えばアメリカ国内の中でもニューヨークに次いで人口が多い市です。

ところが日本ではこのロサンゼルスのことを、なぜか「ロス」と略すようになっています。

日本人同士で「この間ロスに旅行に行ってきたよ♪」と言っても、ロサンゼルスのことだと認識できますね。


ですが改めてなぜロサンゼルスのことを「ロス」と略すのでしょうか?

まずロサンゼルスですが、当然これは英語なのでアルファベットでは「Los Angeles」と表記します。

日本語の発音では「ロサンゼルス」で正しいのですが、英語表記通りに「ロサンジェルス」だったり「ロスアンゼルス」、「ロスアンジェルス」と発音したりもします。


ここまでは何となく理解できると思いますが、注目すべきは“Los”の部分です。

“Los”の部分は一見英語に見えますが、実は違うのです!

何とここだけスペイン語が由来となっています!

これを聞いて驚いた方も多いでしょう。

つまり「Los Angeles」とは、スペイン語と英語がごっちゃになった単語なのです!

なぜスペイン語が組み合わさっている?

ロサンゼルスという都市は歴史を辿れば、スペイン人が元々入植して住んでいました。

1781年に初めてこの地を訪れたスペイン人達が町の名を以下のように名付けて、縮まったものが由来となっています。

El Pueblo de Nuestra Señora la Reina de los Ángeles de Porciúncula(我らが貴婦人、ポルツィウンコラの天使たちの女王の町)

引用元:Wikipedia

“Angeles”はスペイン語も英語も同じで、意味は「天使」です。

また“Los”はスペイン語の定冠詞で、英語で言う「The」に相当します。

即ち「ロサンゼルス」=「Los Angeles」=「The Angeles」になって、意味は「天使たちの町」となります。

ロスと略す理由は?

ここまでの説明を聞けば、日本人がしきりに略していた「ロス」という言葉ですが、もちろん「Los Angeles」の「Los」をそのまま取った形です。

何の深い意味もありません(;^^)


ですが、この「ロス」という言葉自体はスペイン語の冠詞(正確には定冠詞の男性(el)の複数形)なので、全く通じないどころか、現地ではただの意味不明なワードになります。

日本の都市で例えたら「大阪府」に来た外国人観光客が、「府」と連呼しているようなものです(笑)

しかも「ロス」という言葉は、「損失」を意味する「loss」と発音が全く同じなので、なおさら使わない方がいいですね。


またその昔LA観光局が「ロス」という呼び方をしないように呼び掛けた運動を行っていたようです。

日本人観光客が増えたのは嬉しいことですが、勘違いした呼び方をしていることに危機感を覚えてやったことでしょう。

しかしまだまだ日本人の間では「ロサンゼルス=ロス」という認識の方が広いようです。


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ロサンゼルスの正しい略称は?

ロサンゼルスを「ロス」と略すのは間違いだということはご理解できたと思います。

しかしそれでは正しい略称は何なのでしょうか?


ロサンゼルスは英語表記すると「Los Angeles」になりますね。

「Los」と「Angeles」の2つの単語が組み合わさっているので、この2つの英単語のイニシャルの“L”と“A”を繋げたLAが正しい略称となります。(ピリオドを入れたL.A.でも正しいです。)

読みはそのまま「エル・エー」です。


ご覧のようにアメリカでは都市名や州名を略する時、アルファベットを1文字だけ取って並べる、というルールを取っています。

今後もしアメリカのロサンゼルスに旅行などで訪れた際には、間違っても「ロス」ではなく「LA」と呼びましょう!

【他の都市の略称】

ロサンゼルスと同じような略し方は、他のアメリカの地名でも同様です。代表的な市及び州の略称を紹介しておきますね。

  • ニューヨーク:「New York」でNY
  • サンフランシスコ:「Sun Francisco」でSF
  • カリフォルニア:「California」でCA
  • フロリダ:「Florida」でFL
  • ノースカロライナ:「North Carolina」でNC
  • テキサス:「Texas」でTX
  • ワシントン:「Washington」でWA

 

まとめ

今回はロサンゼルスの略し方についての解説でした!

多くの日本人が誤解していた「ロス」という略し方は、実は元はスペイン語で何の意味もない単語です。

正しくは「LA」ですからね。


やはりロスと言いますと、1981年頃に起きたロス疑惑事件の印象が強すぎますね。

僕自身この世代ではないのですが、未だにこのロス疑惑を引きずっている世代が多いみたいですね(;^^)

繰り返しになりますが、現地で「ロス」と言っても誰にも通じないですよ。


逆に日本にいる間で日本人相手に使うとしたら「LA(エル・エー)」という略し方の方が違和感あるでしょう。

こんな言い回ししたら、「お前何アメリカ人を気取ってんだよ!」と馬鹿にされますね。

しかし正しい言い回しにこだわるなら、多少非難されても世界標準に乗っ取った方がいいでしょう。日本の地名が海外で変な略称で呼ばれたら嫌ですから(;^^)


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