年末から年始にかけての時期は、会社員の多くがいろいろな意味でそわそわします。
その理由は、年の瀬は忘年会、年の初めには新年会と2カ月の内に2回も大きなイベントが控えているからです!
昔からあるイベントですが上司、同僚、部下など大人数が集まる無礼講な飲み会とされています。
正直言ってあまり飲み会が好きな性格ではない筆者にとっては、できればスルーしたいイベントではあります。
そんなイベントが12月と1月で連続して訪れたら、ちょっと大変ではないでしょうか?
「忘年会やった後に、年開けてすぐに新年会があるとか意味わからない。」
と内心不満に思う人も多いでしょう。
確かに両方ともやる必要性が果たして本当にあるのかどうか?凄く疑問に思いたくなりますね。
社員の気持ちを考えてあげると、
「どっちかだけでいいでしょ!?」
と言いたくもなります。
果たして忘年会と新年会は、両方する必要性があるのかないのか?じっくりと解説していきたいと思います!
忘年会と新年会は両方やる?
忘年会と新年会を両方やる企業が多いようですが、年末に忘年会をやって、年明け早々に新年会を行ったりします。
そんな短いスパンで、2回も大きな飲み会をやる必要はあるのでしょうか?
忘年会だけだったり、新年会だけだったりと業種や会社によっても全く異なるようです。
あなたがいる会社は果たしてどうでしょうか?
一般的にサービス業や建設業、不動産業、製造業、公務員の間では年末年始の飲み会を含めて忘年会や新年会が多いです。
普段から飲み会が多い会社は、年末年始を待っていたかのように早々にイベントの話しが回ってくるようです。
一体全体なぜ忘年会と新年会をここまで重要視するのでしょうか?
まずはそのイベントの重要性を調べるために、忘年会と新年会とはどんな会なのかを改めて確認して行きましょう。
忘年会の意味・重要性について
忘年会とはその名の通り、「としわすれ」を意味し、その年の会社の労をねぎらうことを目的とされています。
実は鎌倉時代から起源があるとも言われていますが、詳しい起源についてはまだわかっていないようです
基本的には12月の中旬、遅くともクリスマスの前に行われる会社が多いです。
無礼講をしていたのが、現代の忘年会でも同じように年末に会社の慰労を目的として開催されているのです。
普段飲み会に行きたくない人でも、ほぼ半強制的に参加させられるのが特徴ですね。
そして幹事役に抜擢されると、面白いスピーチや乾杯の音頭を取ったり、面白い挨拶を言うことも求められます。
どういった感じで挨拶を言えばいいのかについては、以下の記事をご覧ください!
忘年会の挨拶の仕方! 面白い感じの例文を紹介します!
新年会の意味・重要性について
お正月や最初の月(1月)に行われる事の多いイベントで、文字通り新年を祝い、皆さんで新年の挨拶や今年の会社方針や方向性を、従業員に発信する大事な場でもあります。
忘年会と同じく基本は無礼講であり、「今年も1年皆で協力して頑張ろう!」と勢いをつけるのが乾杯の決まり文句になっていて、その後で盛大に飲み合います。
結局やることはほぼ忘年会と一緒ですが、会社によってはその年の営業成績の目標や指針を長々と語ったりします(笑)
そしてホワイト企業限定だと思いますが、上司からお年玉をもらえる可能性もあります。
新年会は忘年会と違って強制参加というより、自由参加の会社が多いです。恐らく新年の方が忙しいから、というのが理由でしょう。
このように忘年会と新年会では若干の違いこそありますが、共通して言えるのは無礼講な飲み会であることですね。
また両方とも大事な目的と意味があるので、正社員や契約社員、役員ポストに就いている方は、残業でも発生しない限り強制参加!となっている会社も多いみたいです。
しかし新年会は自由参加の傾向が強いので、仮に両方ある会社に勤めている人で片方だけにしたいなら、新年会を遠慮する方がいいでしょう。
批判的な意見は多い?
先程お伝えした通り、忘年会と新年会は重要なイベントではありますが、結局2つに分けてやる必要が本当にあるのでしょうか?
多くの会社の従業員はこう思っているようです。
- お金を払ってまで両方行きたくはない
- 参加したい人だけ参加すればいい
- 1カ月も経たない内に大きな飲み会を2回もする必要性がわからない
こうしてみてもやはり否定的な意見が多いみたいですね。
忘年会と新年会に関しても、会社のお付き合いの飲み会ぐらいにしか思っていない人が多いようです。
しかし、忘年会と新年会の両方に参加しないとデメリットも大きいみたいです。
両方参加しない事のデメリットとは?
具体的にどんなデメリットがあるかと言いますと...
- 付き合いが悪いイメージを持たれる
- 上司からの印象が悪くなり、やり辛い社員だと思われる
- 飲み会の経費も払っていないと、ケチな奴だと思われる
- 景品が当たる事は無い
- 自分が気になっていた異性が他の人に奪われるかもしれない
こんな感じですが、どうでしょう。
確かに付き合いの良さはいささか疑われるかもしれません、けど最近はそういう人も増えてきました。
最後のデメリットについては恋愛事情ですが、もし気になっている人がいたら積極的にアタックしましょう(笑)
どちらが良いかは、一人ひとりの判断や考え方でも変わりますが、会社組織にいる以上は『両方行った方が好印象になって、プラスになる事が多い』のは間違いないようです。
結局は会社の方針に従えってことですね。ただし普段から残業が多い職場や風潮だと、両方やる余裕はないでしょう。
むしろ残業ナシの会社やホワイト企業ほど、飲み会を重視したりするかもしれませんね。
もちろん両方とも行くのが何らかの理由で厳しいのなら、最低でも片方は出席した方がいいかもしれませんね
もしくは単純にお酒が飲めないから参加したくない人もいるでしょう。
ウーロン茶やコーラでも問題ないのですが、周りのみんながお酒で楽しんでいるのに、自分だけ普通の飲み物っていうのもちょっと気後れしますよね。
最近は本当にお酒が飲めない若者が増えてきているようで、あまり珍しくなくなってきました。
その内ジュースだけで盛り上がる忘年会や新年会も増えてきそうですね。
強制参加の会社は多くはないのですが、『自分の雇用形態やポジションをじっくり判断した上で両方参加する。』という人もいます。
一番してはいけないのは、当日になってドタキャンしてしまうことです。これでは仕事で欠勤したのと同じぐらい悪いイメージと受け止められます。
「行くのか?行かないのか?」に関してはハッキリさせて、意思は早めにきちんと明確にしておきましょう。
まとめ
最後に僕個人の意見も交えながら締めたいと思います。
「参加することに意義がある」という変な言葉がありますが、無理なら忘年会と新年会はどちらか一方で十分だと考えます。
そもそも会社の経費もかかってしまうので、両方ともやる会社自体が少ないのですが、仮に両方する会社なら事前に両方とも参加しないといけないのかを確認しましょう!
もし今後の仕事を円滑にそして楽しくしたいと強く思っているなら、両方参加した方がいいですね。
上司からの印象も良くして出世の可能性を上げたいなら、イメージアップに繋げる機会なので、そういう意欲があるのなら参加すべきでしょう。
ただし肝心の上司が両方参加しない可能性もありますけどね(;^^