日本で最大手のレンタルショップと言えば、ご存知「TSUTAYA」ですね!

しかしもう一つ別の表記として「蔦屋書店」という看板を掲げた店舗もあります。

例えば渋谷のスクランブル交差点の前にある「SHIBUYA TSUTAYA」、そして代官山にある「代官山 蔦屋書店」などなど。





読みとしては両方とも同じ「ツタヤ」なのに、なぜ看板の表記が違うのでしょうか?

同じ会社だと思っていたけど、もしかして実は別の会社なのでしょうか?

筆者自身大のTSUTAYA好きなのですが、凄く気になったので今回は「TSUTAYA」と「蔦屋書店」の違いを詳しく調べてみました!


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TSUTAYAと蔦屋の違いとは?

結論からになりますが、「TSUTAYA」と「蔦屋書店」はいずれも、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が手掛ける事業の一つです。

つまりおおもとの会社はCCCで同じなのですが、違いを簡単に説明しますと、

  • 「TSUTAYA」は音楽や映像などのレンタル事業を主に展開する事業
  • 「蔦屋書店」はライフスタイル書店を主に展開する事業



となります。ただし現在ではいずれでもレンタルと本の販売が両方行われている店舗が多いです。

ちなみに「ライフスタイル書店」とは、単なる本を販売するだけではなく、カフェや雑貨店が書店内に存在し、カフェでくつろぎながら本や雑貨などを選ぶといった滞在型の書店です。

実際にこれまでもTSUTAYAは次々と店舗を建設していますが、大きな店舗ほどより先進的で革新的な理念が込められています。

冒頭でも紹介したSHIBUYA TSUTAYAは、スクランブル交差点の前に1999年にオープンしましたが、日本で最も品ぞろえが充実している店舗としても有名ですね。

ただそれ以上に凄いのは、音楽ダウンロード端末など当時としては最先端だったサービスを導入したことです。


そして代官山蔦屋書店は、店内にスターバックスを併設し、コンビニや多目的スペースなどいろいろなフロアがあります。

この代官山蔦屋書店は、2010年に新しい大人文化と都心での新しいライフスタイルをコンセプトとした、次世代型商業施設建設を目指して建設されたものです。

また市立の図書館から発展した、佐賀県にある武雄図書館も、やはりスターバックスがあります。セルフレジもあって支払いも超便利です!



TSUTAYAと蔦屋の歴史

「TSUTAYA」と「蔦屋書店」の始まりは、1983年まで遡ります。

当時「蔦屋書店:枚方駅前店」が最初の店名であり、大阪府枚方市で本屋さんとして産声をあげました。

その後CCCによってフランチャイズ展開が始まり、幅広い事業展開が行われていきます。

現在、「TSUTAYA」や「蔦屋書店」と看板を掲げた多くのお店も、フランチャイズシステムに加盟する企業が経営を行っていることが多いです。

フランチャイズと言えばコンビニチェーンがすぐに思いつきやすいですが、TSUTAYAや蔦屋書店も同じ形態をとっています。

加盟した企業が直営店と同様の営業とサービスの提供を行い、その見返りとして売上金額の何%かを本部に支払うというシステムです。

つまり加盟店は「TSUTAYA」や「蔦屋書店」の看板を掲げ、CCCに対して対価金額を支払っていることになります。


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ブックオフとの関係は?

以前までずっとTSUTAYAの店だったのに、最近になって「蔦屋」の文字が表記が増えましたね。

背景を探るとこれもフランチャイズ展開ならではの事情が関係していました。


実はTSUTAYAはかつて中古本の大手であるブックオフとフランチャイズ契約を結んでいました。

両者は2013年頃まではフランチャイズ契約で、全国で30店舗近く運営していましたが、CCCがブックオフの株式を全て売却したことで、事実上ブックオフとの契約は解除されました。

そこでブックオフの抜けたTSUTAYA店は看板を「蔦屋書店」に変えてリニューアルオープンするようになった、という背景があります。

企業理念はライフスタイルの提供!

「蔦屋書店」の方は「ライフスタイル書店」となってからは、店舗内にカフェや雑貨店などがあったり、中にはエステティックサロンがあるお店もあるそうです。

なんて豪華なんでしょう!

CCCの社長の増田宗昭さんの経営理念が強くにじみ出ています。

なんというか書店から発展したショッピングモールに近いような感じもします、その内映画館とかフードコートとかも出来そうですね(;^^


こういった「くつろぎ空間の提供」は、本やCDなどのソフトがインターネットにより送料無料で手に入る時代である現在、生き残りをかけた新しい事業なのかもしれません。

現に動画配信サービスもかなり普及しているので、TSUTAYAにしろGEOにしろレンタル事業では苦しんでいるのが現状です。

今後は今までの常識にはとらわれない、新しい事業が展開される必要性は高くなってきていると言えます。


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ツタヤの由来とは?

そもそも「ツタヤ」って言葉は何が由来になっているのでしょうか?

あまり深く考えた人も少ないでしょうが、実は江戸時代に出版人である蔦屋重三郎という人がいました。

この人の名前からとったという説が有力です。

喜多川歌麿や東洲斎写楽など超有名人の浮世絵の出版を手掛けたことで有名です。才能を見抜く力もずば抜けていたそうです。


この人がいなかったら、もしかしたら歌麿も写楽もこれほどの伝説を残せなかったかもしれませんね。

言ってみれば蔦屋重三郎は江戸時代の出版業界の有名人だったのですね。

現在のCCCの創業の元祖は、「蔦屋書店枚方駅前店」からスタートしたのですが、この時に蔦屋重三郎さんにあやかって名付けたそうです。

ただし1999年まで社内教育用に使われていた書籍には、上記の事実は記載されておらず、増田宗昭さんの祖父が営んでいた「置屋」の屋号に由来するとしか書かれていません。

蔦屋重三郎由来説については、後に増田宗昭さんの知人から「置屋由来よりイメージが良くなるので、変えてみてはどうでしょうか?」とアドバイスされたから変えた、という噂もありますが、果たして...


おまけ:CCCが手掛ける事業とは?

CCCが主に手掛けているのは、CDやDVD、コミックなどのレンタル事業と書籍の販売ですが、それ以外にも多くの事業を手掛けています。

改めて説明しますと、CCCの企業理念とは

時代と共に変化する人々のライフスタイルに対して、店舗やオンラインサービスなど生活のあらゆる側面から、常に新しいライフスタイルを提案すること。

です。

実店舗でのくつろぎの空間を設ける以外にも、最近ではネット関連事業も増えてきました。

  • TSUTAYA TV
  • 動画配信サービス、店頭でTSUTAYAプレミアムに入会しても利用できる

  • TSUTAYA DISCAS
  • ネット宅配レンタル、会員数は100万人で日本最大

  • TSUTAYA オンラインショッピング
  • 本やDVD、CD、ゲーム、グッズが買える通販サイト

  • TSUTAYA ミュージコ
  • モバイル端末向け音楽ダウンロードサービス

  • おしごと発見T-SITE
  • 求人支援事業

  • Tポイント事業
  • 共通ポイントサービスの元祖、TSUTAYAだけでなくファミマ、ガストなど多くの店舗で貯まる

  • Tマネー事業
  • プリペイド型の電子マネー、全国のTSUTAYA、及びファミマなどで利用可能

  • TONEモバイル
  • 月額1000円で利用できる格安スマホ

現状CCCが力を入れている主な事業はこれだけあります。まさに時代に合ったライフスタイルを提供していますね。


因みにレンタル事業は現在ネット動画の普及で苦戦していますが、書籍の売り上げに関しては好調で2012年で紀伊国屋書店を抜いて、首位に立ち2018年には過去最高額を更新したそうです。

やはり書店内にカフェを作って、くつろげる空間を設けた効果が大きかったかもしれませんね。

まとめ

以上「TSUTAYA」と「蔦屋書店」の違いの解説でした!

どちらもカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が手掛ける事業で、結局同じになりますが、何と言っても本の販売以外にカフェや雑貨販売などといった「くつろぎ空間の提供」に力を注いでいるのが特徴ですね。

蔦屋で本を借りてスタバでくつろぎ、そのまま家に帰ってレンタルしたDVDを楽しむ、なるほど確かにライフスタイルを提供しています。

もちろんTSUTAYAはレンタルだけでなく、インターネットの動画配信サービス「TSUTAYA TV」にも力を入れています。

平成も終わって令和の時代になりますが、TSUTAYA事業は今後どう発展していくのでしょうか。凄く楽しみです♪


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