今や当たり前のように普及したスマホ、それと同時にゲームをする人も増えています。
しかし日本で人気のスマートフォンゲームと言えば、やはりパズドラやモンストあたりでしょう。この辺のゲームはガチャによる収益も凄いですが、何よりダウンロード開始して数年は経過しているのにまだ人気が衰えていないということです。
これら人気のスマホゲームの収益を支えるのが何といってもガチャの収益です。しかしガチャだけでなく実は意外な場面で課金をしたりもします。
それがスタミナ制です。
スマホゲームをやったことない人はスタミナ制って何?と疑問に思うでしょう。
例えて言うなら、遊園地内にある観覧車やジェットコースターなどの遊具を楽しむのに必要な料金だと思ってもらえればいいです。基本無料と謳っておきながら、ゲーム内に実装されているクエストで遊ぶにはスタミナを消費しなければいけない、そしてこのスタミナがゼロになれば遊ぶことはできなくなります。
ちょっと納得がいかないような気もしますが、なぜこういったシステムが実装されたのか解説します。そしてスタミナ制がないオススメのゲームをいろいろ調べてみたので参考にしてみてください!
スタミナ制について解説! 回復量や上限は?
スタミナ制の問題点や理由を解説する前に、もう少しスタミナ制の仕様について詳しく説明します。
リード文でも説明しましたが、スマホゲームというのは一種の遊園地という見方もできます。遊園地にはいろいろな観覧車やジェットコースター、メリーゴーランドと言った様々な遊具がありますね。
これの遊具で遊ぶには入園料とは別に料金が必要となります。ここで遊ぶことになる遊具がスマホゲームの中のクエストとなります。クエストに入っていろいろなモンスターと対戦したり、探索してアイテムを獲得したりします。
これがスマホゲームのスタミナ制の考えということになります、つまり
クエストに入りたいならお金を払いなさい。
ということです。
お金を取ると言っても、クエストに入る度に実際に料金をとるというわけではなく、ゲーム内に実装されたスタミナという数値が減るだけです。このスタミナという数値には上限があって、またクエスト毎に減るスタミナの量も異なってきます。
基本的には、簡単なクエストほど減るスタミナ量が少なく、難しいクエストほど多いというのがどのゲームにも共通しています。そしてこのスタミナの数値がゼロになればどこのクエストにも入れなくなるので、遊ぶことはできません。
これでは困りますよね、しかしご安心ください。
基本的にはスタミナ制は、時間が経過するごとに回復する仕様になっています。ほとんどのスマホゲームでは何分か経過するごとに1回復する仕様です。
(例 パズドラ:3分に1 モンスト:3分に1)
スタミナ上限はランクで上がる
そしてスタミナ上限も、ゲーム内で定められたランクという指標で上がることが多いです。ゲーム開始当初は低かったスタミナも、ランクを上げれば上げるほど上限は上がっていきます。そしてランクが上がった時に減ったスタミナも、上限まで回復するのです。
しかし簡単なクエストというのはつまらないわけです、またクリア後に獲得できる報酬や経験値も少ないです。
実はランクを上げる作業は、クエストクリア後に獲得できる経験値を増やすことで上げられるのです。これはRPGで言うところのレベル上げと同じです。ゲーム内にあるキャラだけでなく、ユーザー自身のレベルもプレイ回数に応じて上がるという見方もできます。
人気ゲームのパズドラを例にして考えると、パズドラの初期スタミナ上限は20です。基本的にはランクが2上がるごとにスタミナが1上がる仕様になっています。
スタミナ回復はアイテムでも可能!
例えば現在のスタミナの上限が100としましょう。あるクエストAに挑戦したいのですが、そのクエストは難しくスタミナを50も消費します。
つまりこのユーザーはクエストAに後2回は挑戦できます。2回挑戦するとスタミナがゼロになります。仮にスタミナが5分で1回復するという仕様なら、このユーザーがこのクエストAにもう1回挑戦するには500分(8時間20分)も待たなければいけません。
8時間以上も待てますか?
普通の感覚の人なら、この待ち時間は相当ストレスなわけです。仕事をしていて遊べないとか、別の作業があるというのなら話は別ですが、何も予定がない暇な日はかなりの苦痛になります。遊びたくても遊べない訳です。
このイライラを解消したい、すぐに遊びたい!という欲求が強くなるのは当然です。時間がかかるのが待てないという人も多いので、この問題を解消するのがアイテムで回復させるという点です。
このアイテムというのは当然課金することで大量に入手できますが、回復できる量はその時点でのランクにおけるスタミナ上限までです。故にランクを上げてスタミナ上限が高いほど、アイテム一つで回復させたときのスタミナ効率が高くなります。
スタミナを気にせず効率よく遊ぶコツは?
基本的にこのスタミナ制は遊びたいときに遊べなくなるという事態が発生するので、ユーザーからしたらストレスが溜まります。アイテム使用(実質課金)で無理矢理回復させることもできますが、このアイテムも基本的に有料な場合が多いので本当にしんどいです。
しかしスタミナを回復させるのに消費する課金アイテムは、ガチャほど多くはありません。パズドラで言うと、1回のガチャで魔法石を5個も消費しますが、スタミナを回復させるのに必要な魔法石は1個だけです。
仮にスタミナ上限が100の時に魔法石で回復させてもそこまで恩恵を感じませんが、上限が200,300・・・と上がっていくにつれて、スタミナ回復の重さを実感できます。これでも消費する魔法石の量は1個で変わりません。
パズドラを開始して最初の内はランクが低いので、初心者の方はとにかくランクを上げることだけに専念した方がいいでしょう。
魔法石も毎日プレイしたら運営から大量にもらえるので、仮にガチャを回さないでスタミナ回復分だけに集中して使い続ければそこまで気にしなくて済みます。
ただし相当なランク上げが必要となるので、とにかく時間がかかるという欠点があります。
スマホゲームは暇つぶし程度にしかやらないのでそこまでする時間がない人がほとんどです。ましてやガチャを一切引かないでプレイするのは面白みに欠けるところがあります。
結局課金して遊んだほうが時間もかからないし効率がいい、という考えになります。それでも嫌だという人はやめていきます。
なぜスタミナ制があるの?
ではなぜこのスタミナ制を実装したのか?
その理由は、運営側がお金をできるだけかけさせたいから、という考えに尽きるわけです。
運営会社からしたら無料でいくらでも遊べるということになったら困るわけです。確かにガチャというシステムがあって、それでいくらでも稼げるような気がしますが、中にはガチャに全く興味がない、無料で楽しみたいという人も多くいるわけです。
仮にスタミナがなく無限に遊び放題だとしたら、課金アイテムを購入する必要がなくなってしまいます。そうすると運営会社にとっては収益が落ちるので困るわけです。故にスタミナ制を実装して無理矢理にでも課金させる、というのが狙いにあります。
もう一つの理由として考えられるのは、プレイ制限を設けることです。
ゲームは1日1時間までとよく巷では言われていますが、本当にスマホゲームが大好きな方は何時間もやるわけです。
ゲームに費やす時間が増えるというのはよろしくないとよく言われています。そこでスタミナ制を実装して、プレイできる回数に制限を加えれば1日に何時間もプレイし続ける事態が少なくなるだろうという見方もあるのです。
スタミナがなければ遊ぶことはできません、つまり一種の抑制効果と言えます。
そういったゲーム好きにはこのスタミナ制はもはや無意味です。やはりプレイ時間の制限というよりも、課金させたいという思惑の方が強いと言えますね。
スタミナ制がないゲームは?
スタミナ制がないゲームは好きな時に遊べない、回復させるのに課金アイテムが必要という問題点があるので避けたいという方もいます。
そこで今回はスタミナがないゲームで人気なのをいくつか紹介します。筆者がこれまで見た中で純粋に面白いと感じたゲームなので参考にしてみて下さい!
白猫プロジェクト
パズドラ、モンストと並んで人気ゲームの一つです。スタミナがないということと、ぷにコンという操作性、多種多様な個性あふれるキャラが人気を博して現在もセールスが好調のようです。
ただし、定期的にガチャで新キャラが追加されますが、その排出率は非常に低いと話題です。
(スタミナがない分ガチャによる収益しか見込めないので確率を絞っていると批判されています。)
剣と魔法のログレス いにしえの女神
このゲームは人気お笑いコンビのハライチ・澤部佑と、俳優の吉田鋼太郎が出演したCMで話題となりました。MMORPGで、ゲーム内でチャットもできたりするのが特徴です。また自分好みのアバターに着せ替えてプレイすることもできます。
クラッシュ・オブ・クラン
フィンランドのゲーム会社Supercellが運営しているゲームです。海外発祥ということですが、日本でも人気は高いようです。ゲーム形式はリアルタイムストラテジーといって、リアルタイムでプランを立てたり命令を出しながら敵と戦っていくスタイルとなっています。
具体的には自分の村を発展させて、その発展具合を競い合ったり、他の村を襲撃して資源を略奪するというRTS的な要素もあります。また他のプレイヤーとチームを組んで遊ぶこともできるようですが、トラブルにならないように息の合ったプレイが必要となります。
さらにスタミナだけでなく、ガチャもないのがこのゲームの最大の特徴です。より強い機能を求めたりするには当然課金しなければいけないわけですが、ガチャのようにランダム性がないのでそういう意味では安心できます。
グリムノーツ
2016年にスクエニからリリースされたゲームです。
童話に出てくるキャラが登場するRPGとなっていて、ストーリー重視の丁寧な作り込みに加えて洗練されたグラフィックと音楽のクオリティは好評です。
シャドウバース
『アイドルマスター』や『グランブルーファンタジー』でお馴染みのCygamesが運営しているカードバトル型のゲームです。カードの組み合わせや戦略などでかなり頭を使うかもしれません、普通のRPGに飽きた人は試しにやってみて下さい!
以上がスタミナ制のないおすすめのゲームです。最近の傾向ではスタミナのあるゲームは減ってきたと思われます。
また昨年リリースされた任天堂の『スーパーマリオラン』というゲームは、1200円という買い切り型で無料ではありませんが、一度購入してしまえばスタミナもガチャもなく遊べるので、かなり良心的だなと感じます、マリオ好きな方はオススメです!