スマホゲームでネットを検索するとよくリセマラという用語が出てきます。

スマホゲームデビューした頃は何だこれ?と思うような言葉ですね。僕自身も最初はよくわかりませんでした(;^^)

このリセマラとはリセットマラソンの略ですが、実はゲームを攻略する上で重要な意味を持っているので多くのプレイヤーが実行するほどです。


今回はリセマラの詳しい意味ややり方、メリットなども詳しく解説していきます。

これから新しいスマホゲームをやってみようかと考えている方はぜひ参考にどうぞ!
 

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リセマラの意味とやり方!

リセマラとは冒頭でも説明したようにリセットマラソンの略語です。

リセットマラソン、と言っても実際にマラソンをするわけではなくその名の通りリセットをマラソンのようにひたすら続けるという行為です。


意味を簡単に解説しますと

一番最初のガチャで強いキャラやアイテムが出るまで、ゲームをインストール&アンインストールを繰り返す

という行為になります。


基本的なやり方については以下のような感じで、概ねどのゲームでも共通しています。

  1. 遊びたいアプリゲームをインストールする
  2. アプリを起動させる
  3. タイトル画面から「ゲームスタート」をタップしてゲームを始める
  4. オープニングムービーが流れ、チュートリアルイベントが開始する
  5. チュートリアルイベントの途中もしくは最後でガチャが回せる
  6. ガチャで自分の納得のいかない結果だったらゲームを終了し、アプリをアンインストールする
  7. 再び「1」からやり直し

このような流れです。

リセマラの流れ

※ここでは敢えて“ガチャ”と呼んでいますが、ゲームによって“ガシャ”だったり“召喚”といった具合に呼び名が変わります。
ガチャとガシャの違いとは?その答えは商標制度にあった!

上で紹介した手順の中で「5」の時に、自分の納得のいく結果だったらそのままゲームを続行します。


因みにアプリのアンインストール方法については、現在ではiPhoneとAndroid端末の両方で

  • ホーム画面から該当のアプリを長押しする
  • ホーム画面の「設定」からアプリ管理画面でアンインストール

の2つの方法があります。

ではどうしてこんな面倒なことをやるのか?メリットと合わせて解説していきます。


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リセマラをやる必要性とは?

現在ほとんどのソシャゲでは、ゲームをインストールしアプリ起動した直後にゲームを開始し、そのゲームの基本的なシステムや内容に関する説明が行われるチュートリアルイベント後に無料で1回(もしくは数回)だけガチャが引ける、という仕様になっています。

この無料で引ける最初のガチャで

  • 一番強いと思われるキャラorアイテム
  • 最高レア度(SSRやURなど)のキャラorアイテム
  • 単純に自分が欲しいキャラorアイテム

などが出るまで繰り返すことがリセマラとなります。

もちろんレア度が高いほど確率が低くなるので、多い時は何十回も引き直すことになります。


この行為をする最大の理由は、イベントやクエストの攻略を有利にするためです。

以前当ブログでも記事にしましたが、スマホゲームは課金しないで攻略するよりも課金した方がガチャを何回でも引けるので攻略難易度も下がります。無課金だと育成などに時間もかかって非常に効率が悪いのです。
ソシャゲは無課金の割合が多い?無理なく楽しめるゲームやコツとは?


このような問題点を解決してくれるのがガチャで、レア度が高いキャラは性能も高いのでゲームの攻略の手助けとなります。

ただしゲーム中でガチャを大量に回すには課金する必要があります。

実際には運営から配布されるアイテムでも何回か引けますが、それでもその数はたかが知れていますし、ましてやレア度が高いキャラは数回のガチャではまず出ません。


リセマラはこの問題点も解決してくれるのです。

すなわち通常なら大量に課金しなければ大量に回せないガチャを、インストールとアンインストールを繰り返すだけで何回でもガチャを回すことができるのでレア度が高いキャラが出る確率も上がる訳です。

これが多くのユーザーがリセマラをする理由です。

リセマラは時間がかかる!

リセマラの最大のデメリットはとにかく時間がかかることです。

アプリをインストールするだけでも面倒ですが、起動して尚且つチュートリアルイベントも終える必要があります。


ゲームによっては1回のリセマラで30分~1時間かかったりします。

中にはリセマラはできなくはないけれど、

  • Googleアカウントなどと連動されている(
  • 端末を2台用意する必要がある
  • チュートリアルが終了するとできなくなる

というゲームもあります、特に海外産のゲームは日本のゲームと違ってそもそもガチャ自体がなかったりします。

※アプリをインストールする際に利用する、GoogleストアかAppストアで登録したGoogleアカウントかApple IDのアカウントと、アプリ内のデータが連動されます。

これをアカウントの紐付けと言うのですが、この紐付けによって再インストールしてもアプリ内データは残っているのでチュートリアル終了後から再開してしまいます。

アカウントの紐付は複数の端末で同じゲームができる利点もありますが、リセマラをしたい人にとってはデメリットです。


これを解除するためにわざわざ、端末の初期化をしなければいけないアプリもあります。

また初期化とまではいかなくても、複数のアカウントを所持してアカウントを切り替えないと意味がなかったりします。

因みにここでいうアカウントとはGoogleアカウントのほかに、TwitterやFacebook、Apple IDなどです。



リセマラは数回で終わることもあれば、100回以上もやらなければいけない場合があるのでかなりの労力と根気が必要です。

そのため「非効率だ!」、「意味ない!」という声も根強いです。


そこまで時間や手間がかかるのだったら、ある程度まとまった回数分ガチャができるようになるまでゲームを進めてそれから一気に10~20連回した方がよっぽど効率的だと言えます。

もしくは本当に面倒なら課金した方がいいかもしれないですね。

リセマラの語源・由来を詳しく!

この言葉が誕生したのは2012年頃に書かれた2ちゃんねるの掲示板だそうです。

その後Game8のモンスターストライクの攻略記事などでも使われ始めて一般的にも広まるようになりました。

 
ではなぜマラソンという言葉で例えられるようになったのでしょうか?

スマホでゲームをプレイするには、まずアプリをインストールする必要があります。


アプリを自分の端末にインストールして登録しておけば、いつでもどこでも好きなように遊ぶことができますね。

アプリを初めて起動した直後は、どのゲームもまずチュートリアルから始まります。

そのゲームの基本的なルールについて解説されるシナリオが冒頭は続きますが、このチュートリアルが終わると大抵のゲームでは無料で1回だけガチャが引けるようになります。

ここでお目当てのレアキャラが引ければかなりラッキーで、そのままプレイすればかなり楽になるでしょう。

一昔前のゲームでも、例えばRPGでモンスターを倒して目当てのアイテムが落ちなかったりした場合にリセットしてひたすらやり直したという経験がある人もいると思いますが、これによく似ていますね。

故にアンインストールして再びインストールし直すという行為が通常のゲーム機だとリセットという行為になるわけで、このリセット行為を強いキャラが出てくるまで続ける様子が、傍から見るとマラソンのように見えるのでリセットマラソンと名付けられたのです。
 

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リセマラはゲーム会社にとってもメリットあり?

リセマラの最大のメリットとしては、お金を掛けることなく(理論上)何回でもガチャが引けるという点です。

チュートリアル後のガチャ1回でレア度の高い強いキャラを引ければその後の攻略が楽になる上に、お金もかからないので多くのプレイヤーがこぞってリセマラをやっています。

もちろん1回ごとのリセマラでチュートリアルをわざわざ見なきゃいけないので時間がかかりますが、それでも攻略の難易度を下げたいユーザーが多いのも事実です。

ただこの方法はユーザーにとっては無料で何回でもガチャが引けるから有り難いのですが、運営する会社にとっては不都合です。

普通に考えれば、こういった手法は正攻法ではなく、お金もかからないので何らかの規制がかかってもおかしくないような気もしますが、現状このリセマラは別に違法行為でもなく、多くのゲームアプリで可能な手法です。

中にはチュートリアルが異様に長くてリセマラする気が起きないものや、アカウントの紐付けなどがされているとリセマラが不可能なゲームもあったりしますが、大抵のゲームアプリでは問題なくリセマラが出来ます。

 
これに関してはゲーム会社が損をするようですが、実はリセマラというのは1回ごとにユーザーがアプリをダウンロードするとも言えるので、その分のダウンロード数もカウントされるのが強みです。

例えばスマホゲームのCMなどではよく「1000万ダウンロード突破!」というキャッチコピーや謳い文句が表示されることがありますよね。

ダウンロード数が1000万なので一見したら物凄く多くの人がプレイしているような錯覚を覚えます。

つまり人気のあるゲームなんだという印象を多くのユーザーに与えるのです。

運営会社はこの効果を狙っています、これによってさらにダウンロード数が伸びてユーザー数も膨れ上がるのです。

 
しかしこのダウンロード数は1人のユーザーが何回もリセマラした分も含めて換算すると、実質的なユーザー数は何十分の一にも減って、たった数万人規模しか遊んでいないゲームだという見方もできます。

ダウンロード数に対して実際のユーザー数はたかが知れているゲームが大半を占めます。ただし全てのスマホゲームがリセマラを含めたダウンロード数を表記しているわけではありません。

本当に人気のあるゲームかどうか調べるにはセールスランキングを見るのが手っ取り早いです、ダウンロード数ではなく実際の売上が高ければより人気も高いと言えます。気になる方は以下のサイトを参考にどうぞ!
トップセールスアプリ/ゲーム人気ランキングTOP200

※最近では運営側が「どうせリセマラするんでしょ」と言わんばかりに、親切な設計を組み立てているアプリもあったりします。

例えば「アークザラッドR」では、ホーム画面の下部に「プレイヤーデータを初期化」という項目があって、それでゲームが最初から開始できて少しでもリセマラの時間が短くなるような仕組みが備わっているのです(;^^)


まとめ

今回はスマホゲームのリセマラの意味とやり方、そしてメリットと問題点などについて解説してきました。参考になりましたら幸いです!

繰り返しになりますが、リセマラは確かにゲームの攻略難易度を下げるという意味では有効な手段ともいえます。

しかし何回もアプリのインストールとアンインストールを繰り返すため非常に時間がかかるのが大きなデメリットです。やる時は本当に暇な時にしてください。

またリセマラは正攻法でゲームを攻略するとは到底言えないので、素直にゲームを楽しみたいという方であればやらない方がいいでしょう。

むしろリセマラするくらいなら、その時間を利用して序盤のステージを攻略していった方が効率がよかったりもするので、安易にリセマラで解決しようとは考えないでください。
 

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