南国由来の果物の王様、といえば「パイナップル」ですね。

私も何度か食べたことありますが、とにかく甘くて美味しいです。

でもカタカナ6文字もある果物ですが、改めて漢字に直すとどう書くかわかりますか?

鶴弟子鶴弟子

なんだろう。「南国梨」とかかな?

鷲弟子鷲弟子

当て字で「杯菜布留」かな?

カタカナ6文字なだけに漢字で書けたら、自慢できるかもしれませんよ。ということで「パイナップル」の漢字を詳しく見ていきましょう!

フクロウ教授フクロウ教授

難しい漢字を使うけど、実は短くなるんだ

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「パイナップル」を漢字で書くとどうなる?

そもそも「パイナップル」の漢字表記とかあるのかと思いたくなりますが、あるんです!「パイナップル」の漢字表記は2つあって、こうなります。

鳳梨

菠蘿



鳩弟子鳩弟子

うわ!とても予想外な漢字だ

2つありますが、いずれも漢字2文字で表記されます。

難しい漢字を使いますが、上が「ほうり」、下の漢字が「はら」と読みます。

それぞれどうしてこんな表記になるのか、「パイナップル」の意味と合わせて詳しく解説していきます!

「鳳梨」の意味と由来

鳳梨」は「ほうり」と読み、「パイナップル」の漢名です。

そもそも日本にはパイナップルという果物はなかったので、当然日本語での漢字表記はありません。


パイナップルは南米で生まれた果物です。15世紀末にヨーロッパ人が南米大陸に到着してから、世界各地に伝わりました。

最初に伝わったのがスペイン、それからインド航路に乗り、アジア地方にも普及していきました。

中国、台湾へ普及したのが17世紀、そして19世紀の江戸時代末期に日本に伝わりました。


今でこそ日本はフィリピンから最も多くのパイナップルを輸入していますが、実は台湾も栽培しており輸入しています。

その台湾は戦前は日本の植民地でしたが、当時発行されていた『台湾日日新報』によると、「パイナップル」や「パイン」に混じって「パイナップル」を「鳳梨」と表記していました。

台湾語で発音は「オンライ」または「フェンリー」、「鳳梨」の「鳳」という漢字は中国の神話に登場する伝説の鳥「鳳凰」にも使われます。

そしてパイナップルの赤みのある果皮や鮮やかな黄色の果肉が、その「鳳凰」の尾羽に見えることから「鳳」の漢字が採用された、というのがその由来となります。

「梨」とはご存知「梨」のこと、この漢字が当てられた理由は定かではありませんが、その見た目から来たようにも思われます。

すなわち「鳳凰のような赤い尾羽が付けたような梨」、だから「鳳梨」になったのではないでしょうか。


また台湾語では「オンライ」と発音することから、「王梨」や「旺来」という表記もあります。

「鳳凰」の「鳳」の字が採用されていることからも、パイナップルがめでたい象徴、良い兆しの果物として扱われています。

台湾では選挙に立候補する人などに、パイナップルを祝って前祝いをする風習もあるそうです。

https://twitter.com/kumakerorin/status/1458350014392979458?s=20

フクロウ教授フクロウ教授

台湾土産No.1といえば「パイナップルケーキ」だね、その表記は「鳳梨酥」となっているよ!

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「菠蘿」の由来は?

さてもう一つの漢字表記は「菠蘿」と書きますが、実はこちらも中国語表記なのです。

日本語では「はら」と読みますが、現地の発音は「ポーロー」、台湾ではなく中国本土や香港ではこちらの表記を使うようです。

鷲弟子鷲弟子

香港の有名なパンである「菠蘿包(パイナップルパン)」に使用されている漢字だね

https://twitter.com/ohtsu_n/status/1458630884794388480?s=20

正直この漢字表記については、詳細な由来が不明です。

「菠」という漢字については意味がありませんし、「蘿」というのは「つるのある植物の総称」を意味します。

因みに「菠蘿包」は、見た目がパイナップルに似ているからというのがその名前の由来ですが、日本で言うところの「メロンパン」に近いです。


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「パイナップル(pineapple)」の語源とは?

ここからは「パイナップル(pineapple)」の語源について、探っていきましょう!

パイナップルはその定義を説明しますと「熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草」で、「パイン」と略されることもあります。

パイナップル(pineapple)という名前は、英単語のpineとappleが合わさっています。

「pine」が「松」、「apple」が「リンゴ」を意味しますが、かつて「apple」はリンゴに限らず「果実全般」を表す単語として使われていました。

よって2つが合わさり「松の果実」となったのが、「pineapple」です。

パイナップルはその見た目が「松ぼっくり」に似た果実なので、pineappleがそのままパイナップルを意味する単語となりました。

まとめ

今回は「パイナップル」の漢字表記の紹介でした。では総まとめです。

  • 「パイナップル」を漢字で書くと「鳳梨」と「菠蘿」の2つある、いずれも漢名
  • 「鳳梨」は日本語で「ほうり」、台湾語で「オンライ」、「フェンリー」と読む
  • 「鳳」の漢字が使われたのは、パイナップルの見た目が鳳凰の尾羽に見えるから
  • 「菠蘿」は日本語で「はら」、中国語で「ポーロー」と読む
  • 「パイナップル」の語源は「松」と「果実」を意味するpineとappleの2つの単語が合わさったもの



カタカナ6文字がたった2文字の漢字表記になるだなんて、誰が予想できたでしょうか!

しかし同じ漢名ではありますが、台湾と中国本土で違う表記になるのは気をつけましょう!

その他気になる食品名の漢字表記については、以下の記事をどうぞ!




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