3月もいよいよ終わりが近づき、来月から新年度が始まります。高校生で3年生になる方はいよいよ大学受験が控える大事な一年となりますが、この一年をどう過ごすかで命運が分かれます。

その大学受験で最初の関門である大学入試センター試験は毎年多くの生徒が受けますね。高校3年間で学んだ全ての知識が問われます。


このセンター試験の点数をもとに国公立大学の合格ラインが決まるわけですが、一般的に旧七帝大の最低ラインが8割と言われています。筆者も受験してなんとか8割とれましたが、今となってはまず無理ですね(;^^

この8割というラインは生半可な勉強量では届かないのが現状で、どういった参考書を解くかにも関係してきます。

 
今回は多くの受験生の参考になればと思い、おすすめのセンター試験過去問題集をいろいろと挙げて比較しながら解説していきます、ぜひ参考にしてください!
 

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定番参考書の赤黒青の比較!

早速センター試験のおすすめ過去問を紹介していきたいと思います。いろいろ種類があると思いますが、やはり代表的な以下の3つの参考書がベストだと言えるでしょう!

  • 赤本(教学社)
  • 黒本(河合塾)
  • 青本(駿台予備学校)

黒本と青本はそれぞれ有名な予備校会社が出版していますが、センター試験の過去問ということなのでどれも内容は一緒です。

「じゃあどう違うんだよ?」と思うかもしれないので、それぞれの特徴を解説していきます。
 

赤本シリーズ

教学社が出版している定番の過去問、量と質でバランスがとれていて取っつきやすいのが特徴です。ただし解説が簡素な分、じっくりと深く勉強したい方にはオススメしません。

数学や理科、歴史関係の教科で対策をするにはオススメだと言えます。
 

黒本シリーズ

河合塾が出版している過去問集です。赤本との最大の違いは何といっても豊富な問題量と解説が丁寧だということ。じっくりと深く勉強できるのが売りですが、得意科目や暗記中心の科目には不向きです。

※河合塾と駿台の比較についての解説はコチラ!
河合塾と駿台の比較!合格実績の違いが大きな鍵となる?

よって黒本で一番適している科目は英語と言えるでしょう、これ一冊で8割以上安定してとれるようになればほぼ安泰です。
 
また過去問という形ではありませんが、センター試験形式と同じマーク式の総合問題集が河合塾から出版されています。個人的にはコチラもオススメです。

 

青本シリーズ

駿台予備校が出版している過去問集です。秀逸な解説だと評判ですが、いかんせん収録されている問題量が少なすぎるのが難点です。

赤本や青本なら10~20年前くらいの問題でも解けて、出題される問題の傾向やパターンもある程度わかってきますが、センター試験で本気で8~9割を目指したい方には物足りないかもしれません。

※ただし現代文に関しては、過去の出題傾向とかなり変わってきているようなので青本でも十分だと思います。
 

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オススメはどれ?

赤本・黒本・青本の特徴についてそれぞれ解説していきましたが、オススメはどれだと言われても目的や教科ごとに変わってきます。

全ての科目で言えることですが、問題量の多さと解説の丁寧さで言えばやはり黒本が圧倒的に一番だといえます。そう考えたら全教科黒本にしてしまいがちですが、これに関しては凄く単純な答えだと言えます。

 
なぜならセンター試験が全てではないからです!

難関国立、私立大学を志望する方が一番重視すべきはやはり二次試験です。センター試験対策に重点を置きすぎると、二次試験対策が疎かになりがちです。

そして難関国立・私立を目指すならやはり二次試験を重視するべきです。センター試験と違って記述式なので、本当の意味での実力が試されます。なのでセンター試験対策は、8割以上取れるか不安な科目だけ黒本にするようにしましょう!
 

まとめ

最後にまとめておきますと、

  • センター試験過去問で量と解説が豊富なのは河合塾の黒本
  • 苦手科目及び英語に関しては黒本、現代文は青本がオススメ
  • センター試験重視にすると二次試験対策が疎かになるので注意

ということになります。繰り返しますが、センター試験と言えど大学入試の前哨戦に過ぎません。

中にはセンター試験は二次試験ほど難易度も高くなくマーク式なので軽視する人もいるかもしれません。

また教科書さえマスターすれば楽勝!などとは決して思わないようにすること、やはり問題集を徹底してやり込むことが最も確実と言えるでしょう。受験勉強頑張ってください!
 

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