様々なおかずや野菜にも合う調味料といえば「マヨネーズ」ですね。

毎日のように「マヨネーズ」をかける人もいるかもしれません。よく見るカタカナ5文字ではありますが、漢字でどう書くかわかりますか?

鶴弟子鶴弟子

当て字で考えて「磨余根図」じゃないかな

鷲弟子鷲弟子

これは多分「迷根井酢」でしょ?

さすがに「マヨネーズ」の漢字表記はわからない人は多いですね。

ということで「マヨネーズ」の漢字表記と、その意味と由来を詳しく見ていきましょう!

フクロウ教授フクロウ教授

もしかしたら日本語での漢字表記はないかも?

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「マヨネーズ」を漢字で書くとどうなる?

「マヨネーズ」の漢字表記ですが、ちゃんとありました!このように書きます。

蛋黄酱



鳩弟子鳩弟子

見たこともない難しい漢字があるな

ご覧のようにかなり難し目な表記になります。正直この3文字で「マヨネーズ」と読むのは想像しにくいですよね。

実は表記の由来を探ると、日本語ではないことも判明しました。

調べたところお隣の中国語から来ています。発音も含め詳しく見ていきましょう!


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「蛋黄酱」は漢名から!

「マヨネーズ」とは食用油・酢・卵を主な材料としたドレッシングを指します。

元々はオリーブ油で作られるスペイン料理のソースの一種でありましたが、現代ではサラダ料理における調味料としても利用されています。

その「マヨネーズ」を漢字で書くと「蛋黄酱」、漢字表記の由来は中国語から来ています。


実際中国語の辞書サイトで「マヨネーズ」と検索すると、「蛋黄酱」が表示されます。

繁体字表記だと「蛋黄酱」と表記します、3文字目は「醤油(しょうゆ)」の「醤」。

因みに発音ですが「ダンファンヂィアン」となります、完全に「マヨネーズ」と想像できませんね。


何回も調べてみましたが、どうも日本語での表記は見つかりませんでした。

日本にマヨネーズが初めて登場したのは1925年、今でもお馴染みのキユーピーが作った「キユーピー・マヨネーズ」が元祖になりますが、当時からカタカナ表記で漢字は存在しません。

となるとお隣の中国語しかありませんが、どうして「蛋黄酱」という表記になるのか詳しく見ていきましょう!


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「蛋黄酱」の由来は?

「蛋黄酱」の3つの漢字、中国語での意味をそれぞれ紹介します。

  • :意味は「卵」
  • :意味は「黄色い」
  • :意味は「味噌、漬ける、ペースト状の食品」

1文字目と2文字目を合わせると「蛋黄」、これは日本語で言う「卵黄」となります。

つまり「蛋黄酱」は、「卵黄漬け」、もしくは「卵黄をペースト状にした食品」、「卵黄と醤油」という意味になります。

「マヨネーズ」が食用油・酢・卵を主な材料としたドレッシングなので、確かに意味的に合致しますね。

「マヨネーズ」の語源とは?

今でこそ「マヨネーズ」というのは日常でもよく使う言葉ですが、そもそもどの国の言葉なんでしょうか?

鶴弟子鶴弟子

語源は普通に英語なんじゃないの?

実は「マヨネーズ」は英語ではなく、元々フランス語だったのです。


フランス語でそのまま「マヨネーズ」、綴は「mayonnaise」となり、地中海に浮かぶ「Mahonesa(マオン)」という島の名前から来ているという説が有力です。

因みに英語でも「mayonnaise」と書きますが、発音に癖があり「メヤネーズ」となります。

おまけ:「ケチャップ」を漢字で書くと?

「マヨネーズ」の漢字表記を紹介しましたので、今度は「ケチャップ(ketchup)」の漢字を紹介しましょう。

しかしこちらもやはり「マヨネーズ」と同じで、日本語での漢字表記はありません。


となると中国語表記になるわけですが、中国語で「ケチャップ」は「番茄酱(番茄醤)」と書きます。

発音は「ファンチーヂィアン」、「ケチャップ」は英語ですが、意味として漢字表記していますね。

敢えて意訳するなら「番茄酱」は「トマトを原料とした調味料」となります。確かにトマトから作られているので、納得いきますね。

まとめ

今回は「マヨネーズ」の漢字表記の紹介でした。では今回の内容をおさらいしましょう。

  • 「マヨネーズ」を漢字で書くと「蛋黄酱(蛋黄醤)」
  • 「蛋黄酱」は漢名、中国語で発音は「ダンファンヂィアン」
  • 「マヨネーズ」の語源はフランス語、英語での発音は「メヤネーズ」
  • 「ケチャップ」を漢字で書くと「番茄酱(番茄醤)」、発音は「ファンチーヂィアン」



「マヨネーズ」はいろんな食材に合います、また辛味が効いた辛子マヨネーズも最高ですね。

その他気になるカタカナの食品の漢字表記については、以下の記事をどうぞ!





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