突然ですがみなさん、社会人になってから勉強していますか?

自分の仕事の勉強をするのはもちろんですが、他に興味のあることの勉強や資格の勉強などいろいろできることがあります。

出世が目的だったり、単純により敷居の高い仕事に転職するためなど、いろいろな目的があると思います。





学生の頃に比べると仕事が中心になって暇な時間は減りますが、お金に余裕が出るのでスクールや資格講座を受講することもやりやすくなります。

しかし調べてみたら社会人の勉強時間は意外と低いこともわかりました。

もちろん勉強や自己啓発において、他人の頑張りはあまり気にする必要ないのですが、あまりにも勉強していない人が周りに多いとやはりモチベーションが下がりやすくなります。

改めて社会人の平均の勉強時間はどのくらいなのか?

またいかにして勉強時間を確保するべきか、具体的に解説していきます。ぜひご覧ください!


スポンサーリンク

社会人の勉強時間はどのくらい?

一般的に低いと言われる社会人ですが、実はその勉強時間は以下の2つの条件で大きく違っているのです!

その2つとは

  • 年収
  • 勤続年数

です、それぞれ詳しく分析していきます。

年収による勉強時間

基本的には年収の高い人ほど、勉強時間が長い傾向にあります。

一見当たり前のようにも見えますね、確かに「成功者=努力家=年収が高い」という法則は、どんな業界でも当てはまります。


もっと細分化しますと、年収500万円台は7割近くが2時間未満、残りほとんどは2~5時間未満です。

年収800万円以上になると、2時間未満が約半数、3割が2~5時間となり500万円台の人たちよりかは勉強している人の割合が増えました。

さらに上のレベルを見ますと、例えば年収2000万円台では「勉強している」が6割、「していない」が4割となり逆転します。

年収2000万円クラスともなると外資系企業や一流企業、医者や国家公務員、などといった人達ですね。

このように、年収が高くなれば高くなるほど、実際に勉強する人の割合が増えていくのは間違いないようです


今後グローバル化の時代になって英語力がより求められ、さらにITの知識がより求められるようになるのは必須です。

何も勉強していないと、年収はマイナスにはならないかもしれませんが、プラスにはなることが大きく望めません。

平成から令和へと時代は変わりますが、いつの時代でも率先して勉強して周りと差を拡げておくという意識を持ちましょう。

例えばアメリカの実業家であるイーロン・マスクやビル・ゲイツ、マーク・ザッカ―バーグなどは1日最低でも1時間の勉強時間を設けているそうです。

多忙を極めている生活だとは思いますが、やはり成功している実業家にとってコンスタントに勉強を続けるのは必須なようです。

もちろん単純に勉強が好きだいう見方もできるでしょうが、やはり裏では相当な努力をしているのは間違いないでしょう。


勤続年数による勉強時間

リクルートマネジメントソリューションズによるデータでは、勤続年数によっても大きく違ってくることがわかりました。

具体的には

  • 新人は約5割
  • 若手は約6割
  • 中堅は約7割

が勉強していないという結果に!

※因みにここでいう勉強とはあくまで“自主的な学習”です。

新人や若手は勉強時間は多い一方で、中堅になるとあまり勉強しなくなり、ベテランになるとまた勉強時間が増える結果が出ていました。


就職したての新人・若手は勉強しないと仕事上、遅れをとるので必然かもしれません。

しかし仕事に慣れてきて、特に何も努力せずとも昇進やステップアップが確実な中堅クラスになると、逆に勉強時間が減るのです!

単純に「時間がとれないから」という理由もあるんでしょうが、それ以上に

  • 何をどう勉強したらいいかわからない
  • 仕事で疲れているので、家ではのんびりしたい
  • 勉強しても変わらないと思っている

と考えている人が多いからかもしれません。

確かにいろいろな意味でモチベーションが湧かないですね。

学校の時みたいに試験や宿題があるわけでもありませんから、勉強しない事で大きく困ることもありませんしね。


もちろんこの中堅と言われる人達も新人時代はちゃんと努力はしたんでしょう。


飲み会などで中堅社員が

「俺は新人の頃はめちゃくちゃ勉強したんだぞ!」

などと強気に語っているのを耳にする新入社員が多いかもしれません。


さらに1週間の平均時間を約4時間としているデータもあります。1週間で4時間ということは、1日30~40分です。

たった30分程度で何の勉強ができるんでしょうか。

勉強と言ってもただ単に電車の中で、You Tubeの動画を適当に垂れ流しで観ているだけかもしれません(笑)


時間だけが全てではありませんが、さすがに短すぎますね。

まだ小学生の方が勉強しているかもしれません。


また総務省統計局の「社会生活基本調査」によると、仕事している人が「学習・自己啓発・訓練」に充てる時間は、1日当たり平均6分間という結果もあるくらいです。

6分とかもはや何も勉強していないのとほぼ同じです(;-_-

もちろん他にも男女の差や年齢、地域などの要素で結果は変わってくるでしょうが、それでもやはり少なすぎると言わざるを得ませんね。。


この結果を見て拍子抜けしたという人も多いのではないでしょうか?

あまりに勉強していない、もしくは現状の職場で満足している人が多いということの表れかもしれません。

逆に言えば1日1~2時間の勉強でも他の社会人と一気に差をつけられる、ということになります!

忙しすぎて勉強できない?確保するにはどうする

社会人は忙しいから勉強する暇も時間もない。

こういうフレーズをよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?

具体的に一般的な社会人の1日の流れを見てみましょう!

  1. 朝8時に家を出て、9時から就業開始
  2. 9時から3時間働いて12時から1時間休憩
  3. 13時から再び就業、5時間後の18時に退勤
  4. 19時に帰宅して20時まで夕食
  5. 20時から21時までお風呂
  6. 0時から就寝し朝7時に起床

8時間労働で1時間休憩、残業ナシ、通勤と退勤にかかる時間がそれぞれ1時間、睡眠時間が7時間と仮定すると、1日の流れはこうなります。

昼休みの時間も活用できますし、何より通勤と退勤の時間で2時間あります。

さらに家に帰ってからの時間も21時から0時まで3時間ありますので、だいたい4~5時間くらいは自由な時間が確保できます。

ただこの空いた時間を全て勉強時間に活用するのは、さすがにしんどいと思います。

そもそも家に帰った後で体力的にも疲れていると思いますし、電車やバスも満員だった場合は座れないので勉強はし辛い筈です。

となると以下のような工夫が必要になってきます。

  • 睡眠時間を1時間減らす
  • 昼休み中にじっくり勉強する
  • 電車やバスに座れる時間帯に乗るようにする
  • お風呂の時間を減らす
  • 食事の時間を短縮する
  • 会社に徒歩で行ける場所に引っ越す

など、他にもいろいろ確保する手はあると思います。

ただこれだけ頑張ってもせいぜい30分しか増やせない人も多いかもしれません。

そもそも会社の残業時間も大いに影響しちゃいますからね。


しかしたった30分が凄く大事になります!

社会人の自主的な勉強時間の平均は30分程度と言われる現在の状況では、さらに30分増やして1時間にし、毎日積み重ねることで大きく差を拡げられるのです!

隙間時間を有効活用しよう!

上でも少し挙げましたが、忙しい社会人でも隙間時間は1日の間にいくらでもあります。

「後でまとまった時間を確保してから勉強しよう。」と決め込んでも結局それを理由にしてやらずにズルズルといってしまいます。


それなら1日の中のほんの少しの時間を勉強時間に充てることを意識しましょう!

1日5分でも10分でもいいので勉強します。

そうするとそれが癖と言うか習慣になっていきます。


そもそも勉強できない人は、まずは勉強する習慣を身に着けた方がいいです。

そのためにも空いた時間を少しずつ勉強に充てることは友好なのです。

例えば電車やバスを待っている時間、電車やバスで座っている時間、人と待ち合わせする時間など探せばいくらでもありますよ。


隙間時間だけでも勉強することは、脳科学的にも有効であるという研究結果があります。

ついついスマホをいじってしまう癖がある人は、非常にもったいないことをしていますね。

スマホは触ってもいいですが、音声講座などを入れれば勉強用のツールとしても活かせちゃいますよ。
受験生はスマホを封印すべき?具体的な方法や考え方を一挙紹介!

休日での過ごし方が鍵!

仕事がある平日は厳しい人が多いので、やはり鍵となるのは休日の過ごし方でしょう。

休日での勉強時間の確保は本当に超大事になります!

仮に週休二日制がきっちり守られている企業なら、1週間で2日、1カ月で10日近く休めます。


10日も休めれば、1日で6時間勉強したとして1ケ月で60時間、1年で換算すると720時間にもなります!

平日も勉強すると仮定したら、1年で約800時間の勉強時間です。

これだけの勉強時間が確保できれば、何らかの資格だって取れちゃいます。今からでも遅くないので、検討してみてはどうでしょうか。


スポンサーリンク

勉強の効率を考えよう!

社会人は平均的に勉強時間が少なすぎて、多めに確保することで差を拡げられると説明しました。

しかし単純に勉強時間が長ければ長いほどいいのか、という疑問もあります。

大学受験や高校受験の時と同じで、要は勉強の質が大事になるのです。


例えば、自宅で一人で2時間勉強するよりも、スクールに通ったり通信講座で1時間勉強した方が遥かに効率はいいでしょう。

いくら時間を掛けても、頭が働かない状況で勉強しては頭に何も入ってこず、単に無駄な時間を過ごすだけです。


またどういった勉強をするかも大事になります。

単純に「勉強」というフレーズを使っていますが、何を持って勉強とするのかは人それぞれです。

人によっては自分の仕事のための勉強は勉強とは捉えず、あくまで自身のスキルアップのため、資格取得のための勉強、自己啓発を本当の勉強としか捉えなかったりします。


その点を考えると、仕事のための勉強というのは“勉強する”ではなく“仕事する”とほぼ同義です。

結局は「自分が何をしたいか。自分が本当にしたい仕事は何なのか。」

それを強く考えて理解しておかないと、本当の勉強とはならないでしょう。

勉強する場所も重要!

社会人が勉強するのに集中できる最適な場所はどこか?いくつか例を上げます。

  • 自宅
  • カフェ
  • 図書館の自習室
  • 有料の自習室
  • ネットカフェ

手っ取り早く利用できる勉強場所と言えば、なんといってもカフェですね。

ただ最近では長時間の勉強を禁止しているところや、そもそもパソコンの使用も禁止している所もあります。

そのカフェで長時間の勉強ができるのか否かは、事前にしっかり確認を取るようにしましょう。


公共施設で無料で使える図書館については、近所にあるのなら利用するのはアリですね。

特に学習室が別途設けられている図書館もあります。僕もよく利用していますが静けさに関しては随一です。

ただ受験シーズンになると学生が多くなって、席も争奪戦になります。


あとは有料の自習室なども街中の近くにあれば便利です。

若干お金はかかりますが、それでも席が満席になることはほぼありませんし、1カ月のプランを購入すれば割安で利用できたりします。

そして何と言ってもWi-fi環境が整っている自習室も多いです、インターネットの講座を使えるのも最大のメリットです。


ネットカフェも料金がかかりますが、ナイトプランなら一晩で2000円ほどで利用できるので、夜通し勉強する場合はいいかもです。

ネットカフェで勉強するとしたらブース席が圧倒的にいいのですが、隣の席から物音がしたり、いびき音がうるさかったりする場合もあります(笑)

ただ一人暮らししている社会人であれば、結局自宅がオススメでしょう。

朝の時間も有効活用しよう!

朝の弱い人には辛いかもしれませんが、朝30分でも早く起きることで時間を確保できます。

人間の脳が最も活発になって、集中力が発揮できる時間帯が朝だと言われています。受験生時代に予備校の講師から聞いたことがあるという人も多いでしょう。

僕も朝は弱い方なので、辛い気持ちはよくわかります。


ただ朝の調子いい時を利用すると効率がかなり高まります。

朝の時間を早めれば電車やバスも比較的空いているので座れる確率も高くなりますし、会社の近くにあるカフェで出勤前にゆっくりできる時間も確保できます。

そしてそのカフェでじっくり勉強すると本当に効率が上がります、ぜひ試してみてください!

まとめ

今回は社会人が勉強時間を確保するための工夫と意義についての紹介でした!

もしあなたが今の自分の仕事に不満を抱いていて転職するなら、勉強することが何より大事です。

中学校や高校時代に嫌々ながら勉強してきた人は多いでしょうが、社会人になっても結局勉強することが大事になってきます。


むしろ社会人になってからの勉強の方が、今後の人生設計のためには重要でしょう。

電車の中で本を読むこともできますし、何ならYouTubeの無料で学べる動画シリーズなども揃っているのが今の世の中です。

その気になればプライスレスで勉強用の素材が手に入りますので、本当に便利になりましたね。

結局は本人のやる気次第にはなると思いますが、明らかに現状に不満があるなら行動あるのみです。

たった30分程度増やすだけでも、周りの人と差をつけやすくなります。

自分の人生を切り開くのは他でもない自分なんだということは意識しておきましょう!


スポンサーリンク



こちらの記事もどうぞ!

インド人の英語勉強法は画期的!日本人の英語力UPにも期待?

第二外国語のおすすめはどれ?ビジネス向きで選ぶならコレ!