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公務員試験勉強は独学では無理?厳しいけども可能性はある!

投稿日:2017年10月17日 更新日:

将来の夢が公務員という人が最近になって増えてきたようです。

消費税も10%になると景気が悪くなるのである意味当然の傾向かと思われますが、昔から日本では公務員=エリートという見方が強く毎年多くの志願者が難しい公務員試験に挑戦しています。

ただし合格するのは生半可な勉強ではまず無理です。特に国家公務員総合職あたりになると難関国立大学に合格するより難しいです。

筆者もその昔公務員を目指すために公務員試験合格のために約2年近くの間勉強に勤しんでいましたが、結局受かりませんでした。

予備校に通いつつ国家公務員も受けていましたが、これまで受けたどの試験よりも難しかったです!(*_*)!

 
ただその公務員試験も最初は問題集を買って独学で勉強をしていた時期がありました、今にして思えばもっと早く専門学校に入校していればよかったなと後悔しています。

もちろん自分自身ほとんど予備知識もなかったので、ある程度けじめをつけてから素直に予備校に通いましたが、中には独学で合格している人もいたりします。

独学で合格する可能性はどのくらいか?またできるとしたら、どういったスケジュールを組んだ方がいいのか?

筆者の体験談を交えて公務員試験勉強の大変さ、また独学でも受かりやすい公務員の職種などについて詳しく解説していきます。
 

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公務員試験が独学で無理な理由とは?

いきなり結論から厳しいことを言ってしまいますが、筆者としては公務員試験を独学での合格は無理(またはかなり厳しい)だと思います。

その最大の理由は、学習する科目と覚える量の多さです。

僕自身が経験して一番思ったことです、もちろんこればかりは大学で理系専攻だったことも関係していますが…

※ただしここでいう公務員とは霞ヶ関などに勤める公務員、地方の役所や県庁に勤める職員などを想定しています。

独学でも受かりやすい職種はなくはないのですが、それは記事の後半で紹介します。

まず基礎的な情報になりますが、公務員試験で出題される科目は、一般教養科目専門科目と2種類に分けられます。

一般教養科目は一言で言えば、高校の授業までで習った国語・数学・英語・理科・社会の知識が総合的に問われる試験です。大学入試センター試験と似たような感じだと思ってもらえればよいです。

ただ一般教養科目はこれ以外にも、数的処理判断推理といったやや数学っぽい知識が問われるような試験も出題されますが、基本的に一般教養試験はこの2つが最も肝となる分野です。
 

数的処理と判断推理って何なの?

恐らく公務員試験に初挑戦する方はあまり聞きなれない言葉でどういった内容が出題されるの?と気になるでしょう。

数的処理は”数的”と書かれていますが、数学とはまるで違う内容です。

高校までの授業で習った数学は暗記した公式や解法にそのまま値を導入して解けたような問題が多いですが、この数的処理にはそういった決まり切った解法パターンがありません。

例として出すならサイコロの目、または展開図を読み取ったり、確率論やベン図を用いた問題が多く出されます。

また判断推理に関しては、推理力や論理的思考が問われる問題が多くてこちらも特にこれと言った解法パターンがありません、問題の形式も本当に様々です。

代表的なのは「うそつきは誰か?」や「総当たり戦の順位結果として正しいのはどれか?」といった問題です、本当に推理すると言った感じです。

もちろん問題量をこなせば慣れてきてある程度のコツはつかめてきますが、いずれも高校までの授業で習ったことがない問題が多いので慣れるまでが大変です、一般教養で最も多くの人が躓きやすいと言えます。


 

専門科目はさらに大変!

さらにもう一つ重要なのが専門科目の量の多さです。

専門科目に関しては一部の公務員試験では除外されていますが、県庁職員や政令指定都市の市役所の職員、国家公務員などを志望する方は避けても通れない道です。

専門科目で出題される科目は公務員になるなら絶対に知っておくべきと言われる法律関係の科目です。具体的には憲法・民法・行政法・刑法・商法・労働法があります。それぞれの詳しい内訳は以下のようになります。

  • 憲法は日本国憲法
  • 民法は民法
  • 刑法は刑法
  • 商法は商法
  • 行政法は地方自治法、行政代執行法、国家賠償法など多岐にわたる
  • 労働法は労働基準法、労働契約法、労働関係調整法など多岐にわたる

特に筆者が苦労したのが民法ですね(;-_-)

私達の生活に最も関わると言われる法律ですが、それだけにテキストの内容も厚く専門科目の中でも比重が高いです。

テキスト2冊合わせて400ページ以上、債権の内容や権利関係、契約や義務、担保、負債関係、そして裁判所の判例の多さで頭が混乱しましたwww

法律のプロと言えば弁護士ですが、公務員試験でも民法がやはりウェイトが大きくなります。大卒で文系の方でも経済学部や文学部出身だとほぼ予備知識がないので厳しいと思います。

かつては予備知識ゼロで試験に挑んでいた時もありましたが、今振り返るとこれほど覚える量が多い法律科目を独学でよく受けようと思いましたね。合格者からしたらあり得ないと答えられそうです(;^^)
 

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独学で合格するためのポイント!

ここまでは筆者が体験した独学で合格するのが非常に厳しいことの理由でした。

なんだか絶望してしまった人もいるかもしれません。


しかし実際に科目の量はかなり多いですし、現実的には予備校に通っている人は非常に多いのも事実です。

優先すべきは「時間対効果」です。予備校に通えば短時間で実績のある教師から、質の濃い学習ができてより実践的な問題を解けます。


もちろん現実問題でそれが厳しい人もいるでしょう、経済的問題や地域柄予備校に通えないなど人それぞれです。

そもそも予備校に通ったからといって必ずしも受かるという保証もありません、要は自分がどれだけ本気で取り組むかにかかりますね。

中にはちゃんと計画的に勉強できるくらい強い意志を持って計画的に勉強できる人もいます。

逆にそういう人は無理してでも予備校に通う必要はないかもしれません。では次からはどういった感じでスケジュールを組めば合格しやすくなるかを解説します。

独学で合格するためのスケジュールは?

独学で公務員試験を突破するためには、計画的なスケジュールを立てる必要があります。

国家公務員、または政令指定都市の市役所職員あたりを志望する人は勉強する科目が多すぎるので、本当に計画的に勉強する必要があります。

勉強する期間は最低でも1年と見積もりましょう。国家公務員・地方上級あたりに合格するために必要な勉強時間が最低でも1200時間と言われていて、その1200時間を1日3~4時間で割った時の日数です。

大学生の場合は、遅くとも2年の後期から勉強を始めないと厳しいと言えるでしょう。


もちろんこれより期間を縮めたければ、1日5~6時間の勉強時間にして半年くらいにできなくもないです。

ただこれについても大学である程度法律関係や経済の科目について学んでいたら、事情は変わってきます。

大学で予備知識をしっかり学んでいれば頭に入りやすいですし、そこまで深く復習する必要もないでしょう。法学部の学生はその意味でかなり有利になります。

逆に大学で専門科目をほとんど習わない理系出身者は、基礎から学ばないといけないのでスタートから厳しくなりますね。もしかしたら1500時間は見込む必要は出てきそうです。

その分理系出身者は教養科目(数的処理や理科)などはすんなり頭に入りやすいでしょう。ただどこの公務員試験も、重要視されるのはやはり専門科目です。

結局公務員試験はなんだかんだで文系出身者が有利になります。

科目を捨てる選択もある?

基本的に独学で受かりたいと思ったら、勉強時間は多すぎるに越したことはありません、むしろ1日5時間でも受かるかどうかは半々くらいです。


ただそこまで長い時間はとれない、それどころか学習する量が多すぎて少しでも量を減らしたい!

そんなある種のわがままな悩みを持っている人もいるかもしれません。

そこで(あまりおすすめはしませんが一部の科目を捨てるという選択もあります。


科目を捨てるとは、「その科目を一切勉強しない」ことです。

こうすればある程度負担を減らせます。

要は公務員試験の専門科目の中で比較的出題頻度が低い、もしくは配点が低い科目だけを勉強しないことになります。

具体的には、

  • 刑法
  • 商法
  • 会計学
  • 経営学
  • 国際関係

の5つの科目になります。(「国際関係」は教養の「人文科学」とも内容が被りやすい。)

「捨てすぎだろ!」と思うかもしれませんが、独学で勉強時間や量を減らしたければこうするしかありません。

ただこうなると国家一般職は非常に厳しくなります。目安としては地方上級あたりになりますが、そうなると「刑法」だけは確保した方がいいかもしれません。

他にも自分が絶対自身があるという科目は敢えて勉強せず、苦手科目だけを重点的に学習するという戦略をとって、少しでも負担を減らす工夫をしましょう!

独学でも受かりやすい職種を検討する!

公務員試験に独学で合格した人の勉強期間を調べてみたら、最低で1年は必要と答えた人もいれば半年で受かったという人も少なからずいます。

ところがこれにはあるカラクリがあります。


それは合格した職種が独学でも受かりやすいか否かというポイントです。

冒頭でも軽く触れましたが、公務員試験で出題されるのは教養科目と専門科目です。

しかし職種によっては、教養科目のみしか出題されない試験もあるのです。

  • 警察官や消防士
  • 7~10月で1次試験が行われる市役所職員
  • 国立大学法人等職員

この3つに関しては、専門試験がないので筆記だけに関しては独学でも受かりやすいでしょう。

その分勉強時間も短めになるはずなので、ゆとりのあるスケジュールが組めます。僕が昔通っていた公務員専門学校でも、こういった人を多く見かけました。

※ただ警察官や消防士の場合は体力試験があるのを忘れずに! 筆記試験は確かに簡単ですが、日頃から運動不足の人は少しでも体を鍛えておく必要があります。
(筆者も某県の警察官の採用試験で筆記試験は合格しましたが、2次試験で落ちました。やっぱり体力試験が原因だったと思います(;-_-))
 

市役所・大学職員は倍率が高すぎ?

普通の市役所職員でも政令指定都市など大規模でない市の採用試験では半分以上が教養科目のみとなっています。

筆者の地元の採用試験でも筆記試験は教養科目だけでしたが、これらの市の採用試験は7月の下旬、9月の中旬、10月の中旬の3回あって、いわゆるB・C・D日程と呼ばれています。

もちろんこれらの市役所でも面接試験はありますが、やはり専門科目がないのが最大のメリットです。

地元志向が強い人でしたら、専門科目を最初から捨てて、教養科目と面接対策に重点を置いて勉強に励んだほうがいい結果に繋がるでしょう。

他にも国立大学法人等職員も、やはり専門科目はないので教養1本に絞れます。


しかしここで一つだけ大きな落とし穴があります!

実はこれらの試験の場合、採用予定人数がかなり少ないのが最大の特徴です。

応募者の数が数百人に対して、採用予定者数が数人規模という自治体も珍しくありません。


筆者の地元の市では最終合格者が約10人で応募者が300人、倍率なんと30倍です!

国立大学法人等職員は地域によってもバラつきはありますが、最大で70倍を誇ると言われています。

平均でも倍率何十倍と言う数字も珍しくないですが、こう考えると本当に公務員試験は狭き門だと言わざるをえませんね。



独学だと面接対策が厳しい?

独学で合格するためのポイント、およびスケジュールや職種について絞ることについて解説してきました。

しかしこれまでの解説で触れませんでしたが、実は公務員試験合格には面接試験対策も必須です!

一般企業の採用試験と同じで、公務員試験も筆記試験後は面接試験があります。

独学で対策ができるのは筆記試験までです。

面接対策ももちろん参考書は売ってありますが、こればかりは実際に模擬面接で練習しないと、面接の雰囲気や仕草、振る舞いなど細かい部分をどう正すべきかが把握できないでしょう。


また面接以外にも小論文や、集団討論なども課される場合があります。

これらの試験もやはり事前の対策なしでは合格するのは非常に困難でしょう。


最近では公務員も面接試験が重要視されているようなので、例え筆記試験で好成績でも面接での評価が悪ければ落とされる可能性は高いです。

特に地方公務員ではこの傾向がより強いのかなと思われますので、結局最初から予備校に行っておけばよかったと後悔するかもしれません。

それでも予備校に通いたくなければ、民間企業との面接を何度も経験するかジョブカフェを利用するなど、とにかく場数を積みましょう!
 

最後に一言!

最後になりますが、改めてまとめさせていただきますと、公務員試験、特に国家公務員や県庁職員、市役所A日程での合格を目指される方であれば独学は非常に厳しいでしょう。

大半の方は特に法律関係の予備知識がないと思われるので、専門学校に通って専門試験対策だけでも重点を置いて日々勉強に励むのが効果的です。

どうしても独学で合格したい方は、勉強時間を1日3~4時間として1年計画、もしくは特定の科目を捨てて勉強する量を減らすなどの工夫が必要です。

筆記試験のウェイトは大きいですが、自治体によっては集団討論や小論文試験もあるので、そういった対策も忘れないようにしましょう!

因みに国家公務員を本気で目指される方でしたら、公務員試験や各種の資格取得の専門予備校であるTACかLEC、東京アカデミーがおすすめですよ♪

 

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