「パプリカ」を漢字で書くと？由来も詳しく見てみよう！

見た目が黄色や赤、形がピーマンとそっくりの野菜といえば「パプリカ」ですね。

唐辛子の仲間ではありますが、唐辛子と違って辛くもなく、どちらかと言えばやや甘みがあって食べやすい野菜です。

ではその「パプリカ」を漢字でどう書くかわかりますか？

鶴弟子

黄色の唐辛子だから「黄唐辛子」とかかな？

鷲弟子

これこそ当て字で考えて「葉府李花」かな？

シンプルなカタカナ表記ですが、やはり漢字で書けと言われたら迷いますね。

ということで「パプリカ」の漢字表記とその由来を詳しく見ていきましょう！

フクロウ教授

同じ仲間の「ピーマン」の漢字表記とも関係していたよ

「パプリカ」を漢字で書くとどうなる？

そもそも「パプリカ」の漢字表記があるのかと思いたくなりますが、実はあるんです！

「パプリカ」の漢字表記は色によって分かれるようです。

鳩弟子

もしかして、「ピーマン」の漢字に色がついただけ？

パプリカと言えば、黄色か赤を思い浮かべますね。その見た目通りやはり漢字にも色がついています。

だけどもう一つ、「青」という色もついていますが、これは何が関係してるんでしょうか？

実はこれは同じ仲間の「ピーマン」が関係していました！

「青椒」は「ピーマン」の漢字表記！

「パプリカ」の漢字表記は、「黄青椒」か「赤青椒」です。

2つの表記に共通している「青椒」という部分は「ピーマン」の漢字表記となります。

パプリカとピーマンは見た目がそっくりではありますが、実は両方とも同じナス科の唐辛子族に分類されます。

つまり「パプリカ」は別名「黄色ピーマン」、もしくは「赤ピーマン」とも言いますので、これをそのまま漢字表記した形になります。

「青椒」の由来は？

「ピーマン」の漢字は「青い椒」と書きます。

結論から言うと「青椒」とは中国語表記から来ています。

「椒」とは、中国語で「ヂャオ」と発音し、意味は「香辛植物の一種」です。


「ピーマン」は唐辛子（香辛植物）の栽培品種から生まれた野菜です。

そして「ピーマン」は全体的に緑（青）色をしています。

唐辛子が赤色なので、区別するために「青い香辛植物」としました。よって「青椒」となったわけです。

フクロウ教授

中華料理の「チンヂャオロース」の漢字が「青椒肉絲」と書くよ、確かにピーマンが入ってるね

様々な色の「青椒」

「ピーマン」の漢字表記は「青椒」ということなので、その仲間である「パプリカ」もやはり「青椒」が付きます。

といっても、パプリカはその外見が「ピーマン」そっくりなので、漢字にしても色で分かれるだけです。つまり

• 黄色い青椒：黄色ピーマン→黄青椒
• 赤い青椒：赤色ピーマン→赤青椒
• 橙色の青椒：橙色ピーマン→橙青椒

となります。

ただし「パプリカ」はそのメインカラーはほぼ黄色なので、「黄青椒」と表記するのが一般的です。

「パプリカ」を英語で言うと？

「パプリカ」を英語で表現すると、どうなるのでしょうか？

和名は「黄青椒」でしたね、ということは「黄色いピーマン」を英語にすれば良さそうな気もします。

で実際に調べたところ、「パプリカ」を英語で言うとそのまま「paprika」、日本語の「パプリカ」は英語が由来となっていたんです。


ほかにも「bell pepper」という表現もありますが、実は「ピーマン」も同じ英語で表現します。

「bell pepper」とは「辛くないベル形状の唐辛子」を表す言葉です。つまり「パプリカ」も「ピーマン」の仲間ですから、「bell pepper」でも同じ意味となります。

「パプリカ」を中国語で言うと？

「ピーマン」の漢字は「青椒」でした。そしてこれは中国語でも同じです。

となると「パプリカ」の中国語も気になりますね。

実は「パプリカ」は中国語では「彩椒」となります、発音は「ツァイヂャオ」です。


「彩」は「彩りの、色とりどりの」を意味する形容詞です。

「パプリカ」が「色とりどりのピーマン（椒）」、なので「色とりどりの唐辛子＝彩椒」となります。

まとめ

今回は「パプリカ」の漢字表記の紹介でした。では今回の内容をおさらいしましょう。

ピーマンに比べ苦味も薄い野菜です。食物繊維、鉄分、ビタミンAなどが豊富に含まれるため、食べないのはもったいないです。

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