飲み物を入れる容器といえば、グラスですね。

ワインやシャンパンのほか、喫茶店に行けばフルーツが入ったジュース系のスイーツも入っていることがあります。

しかしいざ数える時に、どういった単位を使えばいいか迷いますね。

鷲弟子鷲弟子

グラスって「1つ」とか「1個」って数えていいの?

実は調べたら、グラスはちょっと変わった単位を使って数えることがわかりました。

気になったのでグラスの数え方を英語の表現も合わせて大特集していきます!

フクロウ教授フクロウ教授

グラスの形状で単位が変わるみたいだ

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グラスの数え方とは?

グラスの数え方は「」ですが、以下のように全部で3通りあることがわかりました!

  • 一般的には「」、読みは「こ」:1個、2個
  • ワイングラスのように細くなっている形状のグラスは「」、読みは「きゃく」:1脚、2脚
  • 客に出すグラスの数え方は「」、読みは「きゃく」:1客、2客
  • 中身が入ったグラスの数え方は「」、読みは「は(ぱ)い」:1杯、2杯



鶴弟子鶴弟子

「脚」と「客」を使うって一体どういうこと?

「個」はいいとしても、「脚」とか「客」とかかなり変わっていますよね?またワインが入ったワイングラスは、「一杯」とも数えます。

ではそれぞれの数え方について、詳しく見ていきましょう!


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一般的なグラスの数え方は「個」!

グラスとは飲み物あるいはアイスクリームなどを入れる透明のガラス製の容器です。

数え方ですが、基本的には「」を使って数えます。「1個」、「2個」といった具合です。

グラスにもタンブラーグラス、ワイングラス、シャンパングラス、ビールグラス、ショットグラス、ウィスキーグラスなど様々な種類がありますが、いずれも「個」を使います。

細長い脚のついたグラスの数え方は「脚」!

グラスにはワイングラスのように、細長い脚がついている容器もあります。

この細長い脚の部分を英語で「ステム(stem)」と言いますので、ワイングラスは別名「ステムグラス」とも言います。

数える時の単位も、普通のグラスと区別するためか「1(いっきゃく)」、「2脚(にきゃく)」と数えます。


因みに細長い「脚」があるグラスに対し、単に透明のガラスコップのことを「タンブラーグラス」と言います。

「タンブラー(tumbler)」とは、取手や脚の付いていないガラスコップのことです。


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客に提供する場合の数え方は「客」!

高級レストランやバーなどでワインやシャンパン、ウィスキーなども客に提供されることはあります。

その際に店員などがよく使う数え方で「」があります。


2人の客がいて、ワイングラス2つを提供する際にグラス2個を「2」と数えるのです。

試しに「客」という漢字を国語辞書で検索すると、以下のように出てきました。

[接尾]助数詞。接待用の道具・器物を数えるのに用いる。「吸物椀 (わん) 五―」

引用元:goo辞書

「客」の単位を使って数えるものとして、他にはコーヒーカップ、椀などの食器があります。いずれもレストランや食堂の店員が使う数え方です。

鳩弟子鳩弟子

日本人のおもてなし精神の高さがうかがえるね

中身が入ったグラスの数え方は「杯」!

グラスはお酒やジュースなど液体を入れる容器です。

グラスにお酒やジュースが満たされている場合は、「1杯」、「2杯」と数えます。

もちろん空の場合は、普通に「1個」、「2個」と数えます。

上の画像では、2杯のビール、2杯のワイン、空のワイングラスが1個あります。

グラスの数としては全部で「5個」で、中身が入ったグラスの数は全部で「4杯」となります。

フクロウ教授フクロウ教授

茶碗やお椀、紙コップも中身が入れば「一杯」と数えるよ



グラスを英語で数えると?

「グラス」を英語で表現すると、そのまま「glass」となります。

ただし「glass」は「ガラス」という意味もあるのですが、「ガラス」だと不可算名詞になります。


今回取り上げる数え方は、あくまで「容器」としての「glass」なので単に「two glasses」なら「グラス2個」ですが、「ガラス2枚」などと訳さないので気をつけて下さい。

また「glasses」はそれ自体「眼鏡」という意味も含まれます。

よって「two glasses」は「眼鏡2個」とも訳しません。

※因みに「ズボン」の英語も「pants」と最初から複数形にします。詳しくはコチラから!

また飲み物を入れたグラスの数え方も、少し注意が必要で、例えば「ビール2杯」と表現する場合は

two glasses of beer

となります、「ビール」は不可算名詞なので複数形にしません。

まとめ

今回はグラスの数え方の紹介でした。それではまとめといきましょう!

  • グラスの数え方は「個」、「脚(きゃく)」、「客」、「杯」の4つ
  • 細長い脚のついたワイングラスなどは「脚」、1脚(いっきゃく)、2脚(にきゃく)
  • 客にグラスを提供する時の数え方は「客」、1客、2客
  • 中身が入ったグラスの数え方は「杯」、1杯、2杯
  • グラスを英語で言うと「glass」、不可算名詞だと「ガラス」、複数形だと「眼鏡」の意味
  • 「ビール2杯」を英語で言うと「two glasses of beer」、「beer」は複数形にしない



接客経験の豊富な知人がグラスを「1脚」と変な数え方していましたが、今回の内容で納得しました。

ほかにも様々な物の数え方を特集しています、気になる記事がありましたらぜひご覧下さい!





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