橋といえば、川や湖を渡るのに建てられた建造物です。
また道路の上にある歩道橋も橋の一種ですね。
ですが何本も橋が架けられていると、どう数えればいいか迷いませんか?
細長く見えるから「1本」って数えてたけど、ほかにもあるの?
実は橋の数え方は「本」だけじゃないんです。調べたところ、ほかにも意外な単位があることがわかりましたよ。
ということで、橋の数え方を詳しく見ていきましょう!
橋を構築物としても捉えて数えることもあるよ
橋の数え方は?
改めて橋の数え方ですが、かなり特殊な単位を使うことがわかりました。以下の4通りの数え方があります。
- 「本」:1本・2本
- 「基」:1基・2基
- 「架」:1架・2架
- 「橋」、読みは「きょう」:1橋・2橋
なんか聞いたこともない「単位」が混じっているな
今まで「1本」だけで数えてませんでしたか?実はこんなに数え方があったんです。
ではそれぞれの数え方について詳しく見ていきましょう!
橋の数え方は「本」と「基」と「架」と「橋」!
橋とは別名「橋梁」とも言いまして、川や湖沼、海といった水面を跨ぐ形で高い場所に作られた構築物を指します。
橋を渡る時、あるいは遠くから眺めたら、細長い一本の棒にも見えますね。
ですので、河川に架けられた橋としての数え方は基本的には「1本」、「2本」と数えます。
日本全国には72万本以上の橋が架けられているそうだよ
※「本」を単位に使って数えるものとしては、トイレットペーパーやズボンもあります。
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建物・設置物として数える時は「基」!
橋は先程も書いたように、河川に架けられた構築物です。
一度構築すれば、もちろん人間の手では動かせません、よほど小さい橋でもなければ。
この場合は動かすことができない設置物として橋を捉えるので、「1基」、「2基」と数えます。
「基」は助数詞で、設置物や大型の機械を数える際に用います。同じくエレベーターもやはり「基」で数えます。
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「架」と「橋」は特殊?
3つ目と4つ目に紹介する単位はかなり特殊です。
単位は「架」と「橋」、読みはそれぞれ「カ」と「キョウ」ですが、実は日常ではほぼ使いません。
かといって建築現場とかの専門用語でもありません。
ではどういった場面で用いるかと言いますと、ほぼ文学作品の中だけに登場します。
例として挙げるなら、明治と大正に活躍していた小説家泉鏡花による文学作品『星あかり』の中で「土橋が一架」と表現されています。
このように昔の文学作品特有の表現ですので、今ではほぼ見かけません。
橋を英語で数えると?
橋を英語で言うと、「bridge」になります。
あるいはあまり使いませんが、「pons」という英単語でも「橋」を意味します。
いずれも可算名詞なので、そのまま複数形のsかesをくっつけて大丈夫です。
よって「橋2本」を英語にしますと
- two bridges
- two ponses
となります。
因みに「bridge」を複数形で用いたイディオムで「burn one’s bridges」があります。意味は「背水の陣を敷く」です。
例:私達は背水の陣を敷いた
We burned our bridges.
「bridge」が不可算名詞となると、トランプ遊びの一種である「ブリッジ」となるよ
まとめ
今回は橋の数え方を解説してきました。それではまとめといきましょう!
- 橋本体の数え方は、「1本」と数える
- 橋は動かせない構築物でもあるので、「1基」とも数える
- 文学作品等では、「1架」、「1橋」とも数える
- 「橋2本」を英語で言うと、「two bridges」か「two ponses」
海外旅行の際に橋を見たり渡る機会があったら、ぜひ英語で数えてみましょう!
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